呪術廻戦には多くのキャラが登場していますが、謎が多い存在もいます。そのなかでも、伏黒恵の姉である「伏黒津美紀(ふしぐろつみき)」は、秘密が多い人物です。
伏黒津美紀は非術師でしたが、羂索(けんじゃく)の策略によって運命が変わってしまいました。物語の当初は昏睡状態でしたが、術師同士の戦いに巻き込まれていきます。
戦いのなかで伏黒津美紀は死亡したとされていますが、死因は何なのでしょうか。今回は伏黒津美紀の死因や正体、現在についてネタバレ考察していきます。
伏黒津美紀のプロフィール
そもそも伏黒津美紀とは、どのような人物なのでしょうか。本編当初は昏睡状態だったため、どんな人物なのか、詳しく知らない人もいるでしょう。
この項目では伏黒津美紀について、詳しく紹介します。呪術廻戦を深く知るためにも、伏黒津美紀のプロフィールをしっかり押さえておきましょう。
- 基本情報
- 正体や母親父親
- 万(よろず)が受肉していた
基本情報
伏黒津美紀は、伏黒恵の義理の姉で血は繋がっていません。そのため、元々呪力を持っておらず、非術師として普通の生活を送っていました。
心優しい性格の持ち主で、血の繋がっていない伏黒恵を可愛がっている描写があります。そのため、学校で荒れていた伏黒恵をいつも心配していました。
名前 | 伏黒津美紀(ふしぐろつみき) |
年齢 | 17歳 |
術式 | 不明 |
家族 | 母:名称不明 義父:伏黒甚爾(ふしぐろとうじ) 義弟:伏黒恵(ふしぐろめぐみ) |
声優 | 早見沙織 |
母と伏黒甚爾が再婚したため、伏黒恵が義弟となりました。母と義父は家に帰っておらず、2人で生活していたところ、呪術高専側が保護したようです。
高校に進学した後、原因不明の呪いにかかり、昏睡状態となります。姉に起きた出来事は、伏黒恵の呪術師としての生き方に大きな影響を与えました。
正体や母親父親
伏黒津美紀は非術師として、特別な力はありません。しかし、羂索の策略により、平安時代の術師を受肉したため、昏睡状態となっていました。
両親に関しては、小学校の頃に母親と伏黒甚爾が再婚したと説明があります。母親に関しては、名前の記述がなく、原作では顔も出ていません。
別れたはずの実の父親に関しても、詳しい情報は出ていないようです。今後、伏黒津美紀のストーリーが語られることがあれば、詳細が出てくるかもしれません。
万(よろず)が受肉していた
羂索の企てにより、死滅回遊が始まりました。その泳者(プレイヤー)として、伏黒津美紀が選ばれており、呪術師同士の戦いに巻き込まれていきます。
死滅回遊の泳者は2種類おり、「術式をすでに保有しているもの」と「呪物を取り込み受肉したもの」です。伏黒津美紀は後者の「呪物を取り込み受肉したもの」でした。
受肉したのは平安時代の呪術師「万(よろず)」です。伏黒恵と相対したときは、伏黒津美紀のように振舞っており、かなり狡猾な性格であることがわかります。
受肉体となった伏黒津美紀の意識はなく、万に体を乗っ取られていました。その絶望から、伏黒恵はショックを受け、生きる意志が希薄になっていきます。
伏黒津美紀はいつ死亡したのか?
受肉体となった伏黒津美紀ですが、死亡した原因は何でしょうか。基本的に受肉体となった人間は、意識が失われて魂も取り込まれてしまいます。
伏黒津美紀がどのようにして死亡したのか、詳しく考察していきましょう。魂の在り方を考察すれば、生きている希望はあるのでしょうか。
- 津美紀はいつ呪われたのか?
- 死滅回游の開始と同時に目覚める
- 万(よろず)が宿儺との戦闘の末に死亡
- 受肉前の状態に戻すことができたか
津美紀はいつ呪われたのか?
そもそも伏黒津美紀は、いつ呪われてしまったのでしょうか。伏黒津美紀が呪われたと思われるのは、昏睡状態となったタイミングでしょう。
伏黒恵が話した内容では、中3になったときに伏黒津美紀は呪いを受けたといわれています。その結果、昏睡状態となり、解呪方法もわからないままとなっていました。
呪いをかけたのは、羂索でしょう。1,000人の一般人にマーキングを行った際に、伏黒津美紀も巻き込まれていたと思われます。
死滅回游の開始と同時に目覚める
死滅回遊は、羂索が真人から抽出した「無為転変」を使って開始しました。この開始の合図で、マーキングしていた1,000人の非術師が術式に目覚めます。
伏黒津美紀もその一人で、呪力を流し込まれた結果、受肉体となって目覚めました。このとき、すでに伏黒津美紀としての人格は失われていたと思われます。
万の受肉体として目が覚め、渋谷事変に参加しました。このときに、宿儺の顔に浮かび上がる模様と似た痣が出来ているので、受肉体であることを匂わせていたのでしょう。
万(よろず)が宿儺との戦闘の末に死亡
伏黒津美紀は受肉体となり、万が精神を支配していました。万は渋谷事変に参加しており、宿儺と戦闘を開始します。
平安時代の呪術師同士の戦いは熾烈を極め、辺りの地形が変化するほど激しいものでした。しかし、最強の呪術師である宿儺には敵わず、万は死亡します。
呪術廻戦の原作何話で伏黒津美紀は死亡したのでしょうか。伏黒津美紀が死亡したのは、219話「浴④」の時点です。
精神だけでなく肉体も死亡したとなれば、伏黒津美紀自身も死亡したと断定できるでしょう。渋谷事変で目覚めてから、一度も伏黒津美紀の精神が表に出ることはなく、悲しい最期を遂げました。
受肉前の状態に戻すことができたか
宿儺と戦闘し、肉体的に死亡しなければ、元の伏黒津美紀に戻ることはできたのでしょうか。基本的に人間が呪物を体内に取り込み、受肉体となれば自我は沈められてしまいます。
そのため、万に受肉された時点で、伏黒津美紀は精神的に死亡したといえるでしょう。受肉した時点で、すでに伏黒津美紀は死亡していたと思われます。
伏黒津美紀の復活の可能性は低い
伏黒津美紀が今後復活する可能性はあるのでしょうか。肉体の損傷であれば、完全に死亡する前なら反転術式で回復できる可能性はあります。
伏黒津美紀が復活すれば、伏黒恵も生きる希望を見失うことはないでしょう。現在、伏黒恵は宿儺に体を乗っ取られており、人外魔境新宿決戦では術式も悪用されています。
人外魔境新宿決戦は、呪術高専側と宿儺との激しい戦いが繰り広げられているところです。伏黒津美紀が復活すれば、伏黒恵の魂が抵抗し、それが宿儺への反撃の狼煙になるかもしれません。
伏黒津美紀が復活する可能性について、考察していきます。復活できれば呪術高専側にとって、大きな切り札になるでしょう。
- 受肉した万が死亡している
- 伏黒恵が姉を手にかけたことに苛まれている
受肉した万が死亡している
万は宿儺との戦いで、肉体が損傷し、最期に何らかの呪具を生成して死亡しました。この描写から、肉体的に死亡しており伏黒津美紀も死んでしまった可能性が高いです。
一度死亡した肉体は、反転術式でも復活させることはほぼ不可能でしょう。受肉した万が死亡したなら、伏黒津美紀も一緒に死亡したと考えられます。
伏黒恵が姉を手にかけたことに苛まれている
義理の姉を手にかけたことで、伏黒恵は自責の念に囚われてしまいました。その結果、虎杖の声は届かず、251話では「もういいんだ」と生きることを諦めている描写があります。
唯一の家族である伏黒津美紀を受肉した体であったとしても、自身の力で命を奪ったことが許せないのでしょう。伏黒恵が再起する可能性が低いとされていることからも、津美紀の復活は難しいでしょう。
まとめ
伏黒津美紀は死滅回遊編で、万と呼ばれる平安時代の呪術師が受肉していたことがわかりました。受肉した時点で、受肉体の意識はなく、精神的に伏黒津美紀は死亡したと考察できます。
肉体も宿儺との戦闘で死亡したと推察されるので、伏黒津美紀が生きている可能性は低いです。また、肉体が死亡してしまったなら、反転術式で復活する可能性もないでしょう。
今のところ、伏黒津美紀が復活する兆しは見えません。伏黒津美紀の死亡がどのような展開を見せるのか、今後に期待しましょう。