【推しの子】最終回をネタバレ考察!父親の正体や予想される結末は?

【推しの子】最終回をネタバレ考察!父親の正体や予想される結末は?

ジャンプ+で連載されている「推しの子」は、横槍メンゴ先生と赤坂アカ先生のタッグによる人気作品です。「どんな結末になるの?」と気になる読者も多いのではないでしょうか。

そこで今回は「推しの子」の最終回をネタバレ考察していきます。謎が多く展開が予想できない「推しの子」を紐解く手掛かりになるかもしれません。

目次

【推しの子】最終回をネタバレ考察|ラストまでに残された問題

「推しの子」は最終回を迎える前に、解決されていない問題がいくつかあります。どのような問題が残されているのか見ていきましょう。

アイとゴロー殺害の本当の犯人

アクアの前世であるゴローを崖から突き落とし、アイを刺して殺害した犯人はリョースケと判明しましたが、謎の少女が伝えた「もう1人の中学生ぐらいの男」は判明していません

「もう1人の中学生」がリョースケをそそのかして殺害させた黒幕である可能性が高く、正体はおそらくアイと恋人関係で居場所を知っており当時15歳だったカミキヒカルでしょう。

第9章「映画編」で、アイのドキュメンタリー映画「15年の嘘」のプロデューサーが「君を少年Aと呼ぶ、意味が分かるか」とカミキヒカルに尋ねていたことも裏付けとなりますよね。

アクアは映画でアイの事件の真相を白日の下にさらし、犯人を断罪するつもりなので、カミキヒカルが本当に犯人なのかどうかは映画の中で明かされるのかもしれません。

アクアとルビーの父親の正体

カミキヒカルはアクアと見間違うほどの容姿で、目の中に星が描かれています。また、アイの墓参りに訪れたルビーを見かけた際、「君と僕の子」とアイの墓に話しかけていました。

そのため、カミキヒカルがアクアとルビーの父親とみてほぼ間違いなさそうですが、確実な物的証拠はありません。

「自分たちの父親がアイ殺害の真犯人」と考えて探し続けていたアクアは、アイと関わりがありそうだった男性を片っ端からDNA検査していました。

アクアにとってDNA検査は、自分の父親だと決定付ける重要な手段なので、カミキヒカルのDNA検査の結果を手に入れた上で本人に直接問い詰めるのではないでしょうか。

アクアをめぐる恋の行方

第3章「恋愛リアリティショー編」で黒川あかねのプロファイリング能力を買ったアクアは、あかねとビジネスカップルになりました。

あかねはビジネス上だけでなくアクアに惹かれているようでしたが、あかねを復讐のリスクから遠ざけるため、その後アクアから別れを切り出しています。

また、ルビーと同じアイドルグループの有馬かなもアクアに想いを寄せていますが、「アイと同じアイドルだから」という理由でかなを選んでいません。

アクア本人は復讐が終わるまでは恋愛をするつもりはなさそうですが、アクアを巡るかなとあかねの三角関係はどうなるのでしょうか。

謎の少女の正体

第9章「映画編」でアクアの前に現れた謎の少女は、カラスを引き連れた不気味な印象でした。

「死者の記憶を赤子の身体に移すような術を持つものと同種」とアクアに話していたので、おそらく転生に関わっている人物なのでしょう。

ただ、アクアに「演技ができないのか」と煽られた謎の少女は、映画に出演する子役「ツクヨミ」として映画プロデューサーに紹介されました。

そのため、アクアの幻覚なのではなく実在はしています。おそらく謎の少女自身も、どこかの子供に自身の魂を移しているのかもしれませんね。

星野アイは転生するのか

謎の少女が「アイの物語は完全に確実に終わった」「再形成されることはない」と話していたため、謎の少女の話が本当ならアイが転生する可能性はかなり低いでしょう。

ただ、「推しの子」の作品は「嘘」が1つのテーマになっているため、謎の少女の話が本当とは言い切れないのではないでしょうか。

アイは謎の少女として既に転生していたものの、アクアが振り回されないように嘘をついているという可能性も捨てきれません。

【推しの子】最終回をネタバレ考察|アクアとルビーが迎える結末は?

アクアはアイ殺害の犯人に復讐するために芸能界に入り、ルビーはアイに憧れてアイドルの道に進みました。そんなアクアとルビーはどのような結末を迎えるのでしょうか。

アクアの復讐と芸能活動はどうなる?

アクアは犯人を「ただでは殺さない」と話していたので、映画「15年の嘘」でカミキヒカルの犯行を世間にさらして、社会的な地位を落とした上で殺害するつもりなのでしょう。

未来軸のインタビュー映像でのアクアは、目の中の星が復讐を意味する黒色から才能を意味する白色に変わっていたので、復讐を遂げて役者としての才能が開花した可能性が高いです。

ただ、「演じることは僕にとって復讐」とも語っているので、カミキヒカルに対する復讐を終えた後でも、アクアは役者として芸能活動を続けていくのでしょう。

もしかしたら、アクアにとって芸能界に居続けることは、「アイにアイドルという偶像を演じさせて孤独にさせた芸能界の闇への復讐」という意味なのかもしれません。

アクアは有馬かなと結ばれるのか?

アクアはかなのスキャンダルを隠すため、自身がアイの子供だという秘密を暴露しました。

アイの事件を映画化するという狙いもあったかもしれませんが、アイの秘密を暴露してまでも守りたいほど、アクアにとってかなは大切な存在なのでしょう。

かなは映画が終わったらアイドルを辞めるつもりなので、アイドルを引退した後ならアクアとかなが付き合う可能性はゼロではないかもしれません。

ただ、未来軸のインタビュー映像で「誰も愛さない」とアクアは話していたので、復讐が終わったとしても付き合わないというパターンの方が濃厚そうですね。

ルビーのアイドルとしての立ち位置は?

アイに憧れてアイドルを始めたルビーですが、映画でアイ役を演じていくうちに、「ママのような完璧で究極のアイドルにはならない」「私は私のままスターになる」と決意します。

「嘘は愛」としたアイのように「芸能界で嘘は武器」とされる中で、自分の気持ちを偽らずにトップアイドルを目指すというやり方がルビーなりの戦い方なのかもしれませんね。

また、アイは夢だったドーム公演当日に殺害されてしまったので、トップアイドルとなったルビーがアイの夢を実現させるとなればかなり熱い結末になりそうです。

第7章「中堅編」でルビーは女性アイドルアワード「新星賞」を受賞しており、「必ずドームに立つ」と宣言していました。ルビーの性格的にも有言実行するのではないでしょうか。

謎の少女が動く?

転生に関わっていると思われる謎の少女ですが、「正しい運命に導く」「魂なんて指先一つ」とアクアに話していました。

そのため、謎の少女は転生者が転生後に道を踏み外さないか見張り、万が一の事態があれば消滅させるつもりだったのではないでしょうか。

カミキヒカルも転生者だとすると、人を殺してしまったため、謎の少女がカミキヒカルの魂を消滅させて、アクアの復讐を終わらせるという結末かもしれません。

さらに、映画がヒットした方が謎の少女にとっても都合が良いような雰囲気でした。

謎の少女もカミキヒカルを追い詰めたいと思っているとすると、最終的に謎の少女がカミキヒカルの魂を消すという可能性はありそうですよね。

最終回でのアクアとルビーの関係性は?

第8章「スキャンダル編」で、アクアはアイが隠し続けてきた自分たちの存在を世間に暴露します。そのことを知ったルビーは激怒し、2人の間に亀裂が入ってしまいました。

しかし、ルビーが前世で想いを寄せていたゴローがアクアに転生していたと気づいたことで、2人の関係は修復され、周りから突っ込まれるほど仲良くなっています。

元々アクアはシスコンと言われるほどルビーを大切にしていたので、アクアとルビーの絆はさらに深く強くなったといえるでしょう。

未来軸のインタビュー映像でも、ルビーはアクアのことを「世界で一番信頼できる人」と話していたので、2人で支え合いながら芸能界に身を置くのかもしれませんね。

【推しの子】最終回をネタバレ考察|映画タイトルとインタビュー映像の謎

「推しの子」の第2~10話の冒頭では、さまざまなキャラクターのとあるインタビュー映像が描かれています。

作中よりも未来の時期系列で、映画「15年の嘘」の公開記念と思われるインタビュー映像なのですが、最終回に関わってきそうな意味深な発言やシーンが多く含まれていました。

映画「15年の嘘」の15年とは?

アクアとルビーがアイの子という事実は15年間隠されていたため、シンプルに考えると「15年の嘘」の15年は、アイがアクアとルビーを隠し続けた15年という意味でしょう。

ただ、年数は違いますが、アイの人生も意味している可能性があります。映画はアイの生前にも企画されており、「嘘は愛」と言っていたアイが「本物の私を撮って」と話していました。

愛を知らずに、嘘の愛が本物になることを願っていたアイは、もしかしたら「嘘をついていた本当の自分を知って愛してほしかった」という願いがあったのかもしれません。

映画の企画が進む中、アクアが「アイの本当の願いを叶える」と言っていたため、事件の犯人を断罪するだけでなくアイの願いを叶えるための映画なのでしょう。

インタビュー映像の謎

インタビュー映像はアクア、ルビー、かなを始め、映画やアイに関わりのあるキャラクターたちがそれぞれ登場しますが、あかねだけは登場していません。

あかねもアイと同じグループだったアイドル役として映画の配役が決まっているにもかかわらず、あかねだけが登場していないのは不自然ですよね。

そのため、「インタビュー映像で登場していないということは、あかねは死亡したのでは?」と読者の間でささやかれています。

あかねは「アクアと一緒に犯人を殺してあげる」と発言し、犯人の正体に辿り着いていました。そのため、あかねはアクアの復讐に加担したことで、犯人に殺されたのかもしれません。

ただ、インタビュアーが明かされていないので、あかねがインタビュアーとして関係者に聞いているインタビュー映像という可能性もありそうですね。

斎藤壱護のセリフの意味

アイをスカウトした張本人である斎藤壱護(さいとういちご)は、「アイを失った瞬間に俺の人生も終わった、頼むからもう関わるな」とインタビュアーに怒鳴っていました。

壱護は娘のように思っていたアイを殺害した犯人を許せず、復讐のために失踪していましたが、その後アクアに復讐に協力するように頼まれています。

アクアに対しても壱護は愛情があるため、復讐に協力はしてくれそうですが、もしかしたらアクアの代わりに犯人にとどめを刺したのではないでしょうか。

壱護は自分の人生を「終わった」と考えているため、「犯人を殺す」というアクアの目的を達成させた後、自分をアクアの身代わりにしたのかもしれません。

【推しの子】の原作漫画は打ち切りされる?

結末が気になる読者も多い「推しの子」ですが、打ち切りの噂が一部で流れています。最終回を迎えずに打ち切りになる可能性はあるのでしょうか。

打ち切りの可能性は低い

「推しの子」は休載が多いため、「打ち切られるのでは?」という噂が一部で流れています。本当に打ち切りになるのではないかと心配している読者もいるのではないでしょうか。

しかし、連載されているジャンプ+での人気は高くアニメも好評のため、「推しの子」が打ち切りになる可能性はかなり低いと考えられます。

そもそも、休載の多さについては、作者の赤坂アカ先生が「4回載ったら1回休みを定期的に挟んでいる」と公言していました。

たしかに定期的に休載があると休載が多いように感じるかもしれませんが、連載を続けるための計画的な休載なので、打ち切りの噂はデマでしょう。

【推しの子】は何巻で完結する?

「推しの子」は1章あたり30話ほどで構成されていますが、第108話から開始された「映画編」については30話では収まりきらないでしょう。

「映画編」が最終章だった場合、映画の撮影や各キャラクターの掘り下げ、アクアの復讐やその後の展開などを考えると、200話前後までは続くのではないでしょうか。

単行本の場合は1冊あたり10話ほど収録されているので、200話前後で最終回を迎えるとすると、20巻あたりで完結するということになりそうですね。

また、作者の赤坂アカ先生が「横槍メンゴ先生を長く拘束したくない」と話していたので、あまり巻数が長引くようなことはないかもしれません。

アニメの完結はいつになるのか?

「推しの子」のアニメは、2023年4月から1期が放送されています。1期では原作の第1章「幼年期編」~第5章「2.5次元舞台編」の冒頭までアニメ化されましたね。

原作の話数で考えると1期あたり40話前後となっていたので、200話前後で完結する場合は5期ぐらいまでで完結するのかもしれません。

ただ、アニメオリジナルのシーンなどもあったので、原作よりもボリュームが増える可能性もありそうです。

原作の人気も高いですし、アニメ自体も好評だったため、おそらく最終回までアニメ化はされるでしょう。

まとめ

今回は「推しの子」の最終回のネタバレ考察を紹介しました。残されている問題やインタビューの謎など、最終回を迎えるまでに気になる点がたくさんあります。

カミキヒカルや謎の少女の目的は明かされておらず、未来軸のインタビュー映像も不穏な点があるため、単純なハッピーエンドとなる可能性は低いかもしれません。

アイを中心に繰り広げられたアクアとルビーの物語がどのような結末を迎えるのか、今後の展開が楽しみですね!

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