五条悟は死亡確定?生き返る可能性や遺体回収の理由もネタバレ考察【呪術廻戦】

五条悟は死亡確定?生き返る可能性や遺体回収の理由もネタバレ考察【呪術廻戦】

アニメ2期で五条悟が封印という形で退場したことに、驚愕した方も多いでしょう。しかし原作では更に衝撃の展開が用意されていました。なんと236話にて、五条悟は宿儺に敗北し死亡します。

最強と思われた五条が敗北するなんて、とても信じられないでしょう。そこで今回は、五条悟は本当に死亡したのか?生き返る可能性について考察していきます。五条の死について知りたい方は、ぜひ参考にしてください!

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目次

五条悟の死亡は236話で確定?シーンを時系列でネタバレ解説

五条悟が死亡したとされる、原作236話までの活躍を時系列で解説していきます。まず五条悟が獄門疆から復活するのが、原作221話です。渋谷事変で封印されたのが91話だったので、実に130話ぶりの復活となりました。

現実の時間で言うと、なんと3年間も原作に登場しなかったことになります。そして死亡が236話なので、復活してからの活躍はたったの15話だけでした。しかしその間の活躍は、3年の厚みがあります。

獄門疆から復活

渋谷事変で五条を復活させる鍵は、獄門疆の裏口となる獄門疆裏にありました。しかし開け閉めの権限は羂索が持っています。そのため獄門疆を無効化する以外で、封印を解くことはできません。

そこで頼りになるのが、天使・来栖華の術式です。天使の術式「邪去侮の梯子」は如何なる術式効果も無効化できます。天使を味方にした虎杖達は、獄門疆裏に天使の術式を当てることで、五条の封印を解きました

しかし羂索は獄門疆が無効化されることも考え、手を打っています。獄門疆の本体を深度8000mにもなる、日本海溝のプレートの沈み込み帯に封印していました。しかし、五条はそんなこと意にも介さず脱出し、羂索の前に現れます。

両面宿儺と五条が約一か月間停戦協定を締結

封印から解かれた五条は、まず羂索の元に現れました。親友である夏油の体を弔うためです。しかし羂索を殺そうとした五条の前に、宿儺が立ち塞がりました。復活早々宿儺と五条の最強対決が始まりそうになります。

そこに「待った」をかけたのが羂索でした。羂索は宿儺に、五条と戦う前に果たして欲しい約束があるようです。五条としても宿儺と戦う前にやるべきことがあるため、一旦拳を納めました。

そして2人の対決は、夏油の命日である12月24日に決定します。「命日が2つもあったらややこしい」と、五条は宿儺に勝つ前提で日程を決めました。羂索に「勝つ気?」と問われ、「勝つさ」と答えるシーンは鳥肌ものです。

五条悟 vs 両面宿儺

来たる12月24日、五条の200%の虚式・茈によって戦いの火蓋を切られます。術式の性能面においては、五条が宿儺を圧倒していました。しかし、宿儺には五条をも超えるセンスと、適応能力持ちの魔虚羅があります。

戦いが長引くほど術式が魔虚羅に適応され、徐々に五条は不利になっていきました。そこで五条は制限なしの虚式・茈を決めることを画策します。虚式・茈に適応される前に、魔虚羅を消し去るつもりです。

宿儺も茈の危険性は分かっている為、全力で五条を妨害します。しかし五条は咄嗟のアドリブで、完全詠唱の蒼と赫をぶつけ、無制限の虚式・茈を決めました。無制限の茈によって魔虚羅は消滅し、宿儺も大ダメージを負います。

五条悟が敗北..体が真っ二つに..

虚式・茈により宿儺は左手を失う大ダメージを受けました。治癒も鈍くなり、魔虚羅も失った宿儺は窮地に陥ります。誰もが五条の勝利を確信しました。しかし次の瞬間には、宿儺の斬撃で五条の体は真っ二つにされます。

魔虚羅の適応を手本に、宿儺は五条の不可侵の破り方を習得していました。そして宿儺は空間ごと切り裂く斬撃で、五条の術式を突破したのです。こうして現代最強の術師は、歴代最強の術師を前に敗北しました。

しかし長い歴史を見ても、ここまで宿儺を追い詰められたのは五条だけでしょう。そんな五条に、宿儺は満足気な顔で「天晴れだ」と称賛を送ります。息絶えた五条の顔は、宿儺の言葉に微笑んだように見えました。

五条悟の死亡シーンをネタバレ解説

五条は術式で、常に自身の周りに不可侵のバリアを張っています。領域展延などで術式を中和しなければ、五条に攻撃が届くことはありません。しかし宿儺の斬撃は、五条の不可侵を突破しました。

術式の攻撃で不可侵を破るのは、本来あり得ないことです。なぜ宿儺は、五条の不可侵を破ることができたのでしょうか?そこで宿儺が五条の術式を突破できた理由と、攻略するまでの手順を解説していきます。

摩虚羅が適応で術式対象を拡張

不可侵を破る方法を編み出したのは、魔虚羅の適応能力でした。魔虚羅はあらゆる事象に適応できる能力を持った式神です。当然五条の不可侵も、適応対象となっています。そこで宿儺は、魔虚羅に不可侵を破る為の手本を求めました。

1度目の適応で、魔虚羅は不可侵を中和無効化できるよう、自身の呪力を変質させます。しかしその方法は、流石の宿儺でも不可能だったようです。そこで宿儺は、魔虚羅の更なる適応を待ちました。

魔虚羅は適応後も解析をやめることなく、更なる適応を続けます。そして2回目の適応で編み出したのが、術式対象の拡張でした。術式の対象を五条ではなく、空間世界そのものまで拡張したのです。

宿儺が術式拡張により空間ごと真っ二つに

斬撃を五条本人に放っても、不可侵に妨害され届くことはありません。そこで魔虚羅は斬撃の術式対象を、世界そのものへ拡張しました。術式で斬れるものは、物体だけではないと解釈を広げたのです。

こうして手本を得た宿儺は、「世界を断つ斬撃」を繰り出しました。これは五条の不可侵でも、防ぐことはできません。なぜなら宿儺が切ったのは五条という物体ではなく、空間そのものだからです。

五条と不可侵諸共、空間をズラしたと考えれば分かりやすいでしょうか?勿論口で言うほど簡単ではありません。宿儺ですら「至難の業」と語る大技でした。そんな技を土壇場で繰り出せる宿儺のセンスは、やはり圧倒的です。

五条に勝ち筋はあったのか

宿儺が五条に勝てた要因として、魔虚羅の存在が大きいと考えられます。しかし仮に魔虚羅がいなくても、五条は宿儺に勝てなかったでしょう。なぜなら宿儺は、五条に対して全力を出していなかったからです。

五条も宿儺が全力を出していないことに気づいていました。また五条は伏黒の十種影法術がなくても、勝てたか怪しいとも語っています。しかも宿儺は、五条との戦いで自分の術式を殆ど使用していません。

領域外では十種影法術と、御廚子の併用ができないからです。つまり宿儺は、自分本来の術式をほぼ使わずに、五条と戦っていました。その為、無制限の虚式・茈で殺せなかった以上、五条の勝ち目はなかったと言えるでしょう。

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五条悟の死亡フラグはすでに張り巡らされていた?

五条が死亡した時、その事実を受け入れられない人は多くいました。あまりにもあっけないなど、理由は様々あります。根本的な理由として、五条が敗北するなんて誰も考えていなかったのも大きいでしょう。

しかし、五条の死亡フラグは、長い間張り巡らされていました。おそらく作者の芥見氏は、早い段階で五条の死に場所を決めていたのでしょう。ここからは張り巡らされていた、五条の死亡フラグについて解説していきます。

「芥見下々」先生が「まだ生きてるよね」と言及

まず芥見氏による「まだ生きてるよね」発言が挙げられます。この発言は原作18巻における、バレンタイン結果発表にて掲載されました。この「まだ」という発言が、今後五条が死亡することを示唆していると話題になります。

ファンの考えすぎとも思うでしょうか?しかし芥見氏は、前々から五条を疎ましく思うような発言を行っていました。なぜなら五条が強すぎたからです。作者の芥見氏にとっても、物語を動かすには不都合な存在でした。

一旦五条を獄門疆で封印したのも、物語を進行させるのに障害となったからです。逆に言えば、五条の封印が解かれたのは、殺す準備ができたからとも解釈できます。宿儺は五条を退場させる、絶好の相手だったのでしょう。

五条が六眼を失う描写

2つ目に挙げられる死亡フラグとして、六眼の描写があります。六眼といえば、五条が有している呪力の流れを見切る特別な眼です。この五条の眼に対して、様々な媒体で不穏な演出が行われてきました。

アニメ第1期、2クール目のopもその一つです。opのあるカットで、五条の顔がアップで映し出されます。その際眼が太陽に照らされたことで、光を失ったように見えるのです。他にも、六眼に関する演出はあります。

スマホゲーム「ファントムパレード」では、左目の六眼にヒビが入る演出がされていました。まるで六眼を失うことが、示唆されているようですね。その為、仮に生き残っても、六眼を失うという展開も考えられます。

単行本の表紙に血痕がある

五条に限ったことではありませんが、『呪術廻戦』には1つ有名な死亡フラグがあります。それは表紙を飾った際に、血痕が描かれたキャラは死ぬというものです。これはかなり信憑性の高い考察となっています。

これまで表紙を飾った際に、血痕が見られたキャラは全部で9人です。そのうち、七海、甚爾、直哉、真人は命を落としています。半数近くが、死亡か生死不明となっているため、偶然とは考えにくいです。

ただし、表紙に血痕がないのに、既に亡くなっているキャラもいます。例えば夏油、メカ丸、石流、日車、九十九は血痕がないものの死亡したキャラです。その為、血痕の有無はあまり関係ないとも考えられます。

宿儺との決戦に夏油の命日を選んでいる

五条が宿儺との決戦に、夏油の命日を選んだのも死亡フラグだったとも考えられます。夏油は五条にとって唯一の友人でした。五条にとって善悪の指針は、夏油の思考に依存していたほどです。

それほど大切な存在と同じ日に死ぬというのは、展開としては綺麗ですよね。最強の術師が死ぬ展開として納得がいきます。確かに物語の進行には、邪魔な存在だったかもしれません。

しかし、いくら進行に邪魔だったとはいえ、雑に殺せるような存在ではないでしょう。芥見氏にとって、夏油の命日を選んだのは最大限の配慮だったようにも感じられませんか?

五条悟の死亡は確定?最後の空港のシーンから意味を考察

あまりにも突然の死に、受け入れ難い人もいるでしょう。五条は死んでいないのでは?と考える人も多くいます。しかし、作中の描写を見る限り、五条の死亡は確定的であると言わざるを得ません。

なぜ五条の死亡は確定的なのか?236話で描かれた描写を元に、その理由について解説していきます。五条の死を受け入れ難い人は、ぜひ参考にしてみてください。

夏油や七海など過去のキャラに出会う意味

236話冒頭では、五条が空港で夏油、七海、灰原に出会うシーンが描かれます。言うまでもなく、夏油達は既に死亡したキャラです。しかも全員高校時代の容姿で登場しています。死後の世界でなければあり得ない光景です。

五条の妄想とも考えられるかもしれません。しかしここで登場した七海が、七海しか知らない情報を話しています。例えば七海の死に際の行動や、灰原の姿を見たことは、五条は知らないはずです。

また五条の「勝てたか怪しい」と言う発言も、敗北が確定してなければ言えません。その為、五条も自分が負けたことに気づいていたのでしょう。このことから、五条がいる空港は「死後の世界」であると考えられます。

呪術廻戦の死亡キャラ一覧は以下の記事で紹介しています。

「呪術師に悔いのない死はない」の意味

宿儺を倒せず五条は死亡しますが、恐らく本人は復活したいとは思っていません。五条は死後の世界で「悔いのない死なんてないんじゃないんですか?」と問いかけています。かつて夜蛾が発したセリフです。

なぜこんなことを、死後の世界で夜蛾に問いかけたのか?それは五条が自分の死を、「悔いのないものだった」と思っているからでしょう。つまり五条に心残りはなく、自分の死に満足しているのです。

五条は元々誰かを救うためではなく、自分を満たすために力を振るっていました。そして宿儺との戦いを経て、全力を出し切り満たされたのでしょう。その証拠に、「楽しかった」と満足気に語っています。

「南」が持つ意味

五条が死亡した236話のタイトルは「南」となっています。これは七海が冥冥に、おすすめの移住先を聞いた時の会話に由来するものでした。冥冥曰く、移住する際に一つの指針になる考えがあるそうです。

それが「新しい自分になりたいなら北、元の自分に戻りたいなら南」と言うものでした。このことから、七海は殺される直前、北向きにいた虎杖へ後を託しました。七海は死に際に未来へかけたのです。

逆に高専時代の面々と再会したことからも、五条は死後南を選んだのでしょう。つまり五条は未来にではなく、過去に戻りたがっていたのです。このことから、五条には既に生き返ってまで戦う意思はないと思われます。

VS宿儺戦で五条が残した功績

五条は宿儺との戦いで力及ばず敗北したものの、決して無駄死にではありません。流石の宿儺も、五条との戦いで数々の後遺症を負いました。消耗も激しく、呪力量も普段の半分程度まで落ちています。

むしろ、五条が宿儺と戦っていなかったら、虎杖たちはとっくの昔に全滅していたでしょう。五条がいたから、『呪術廻戦』という物語が続いていると言っても過言ではありません。ここからは、五条が宿儺と戦ったことで残した功績について解説していきます。

宿儺の領域を封じた

五条の最大の功績としては、宿儺の領域を封じたことが挙げられます。この役目は、五条にしかできなかったと言っても過言ではありません。宿儺の領域・伏魔御廚子は、作中でも屈指の強力な領域です。

しかも、結界を閉じずに展開するため、敵の領域を外から攻撃し破壊することができます。そのため、領域同士の押し合いに関しては、宿儺の領域はほぼ無敵です。そのため、まず宿儺の領域を封じなければ、他の術師では勝負にもなりません

そのため、領域を封じるほどのダメージを与えられる、五条がまず先陣を切って戦う必要があったのです。そして、五条は見事に自身の領域・無量空処で宿儺の脳に、大きなダメージを与えました。以降、宿儺は領域展開が使用不可能になっています。

摩虎羅と嵌合獣顎吐を倒した

五条が挙げた2番目の功績としては、魔虚羅と嵌合獣顎吐を破壊したことです。仮に1対1の状況だったなら、乙骨でも魔虚羅と顎吐に対処することが可能でしょう。乙骨の手数の多さがあれば、魔虚羅の適応能力に対応するのは難しくはないはずです。

顎吐も反転術式を持っていて脅威になりますが、戦闘力は魔虚羅ほどではありません。ですが、五条が敗北すれば、宿儺の相手をできるのは乙骨、真希、虎杖です。しかし、真希や虎杖では、斬撃か打撃に適応されれば魔虚羅の破壊は不可能になります。

そのため、魔虚羅の相手をするのは、ほぼ確実に乙骨になるでしょう。しかし、宿儺は魔虚羅を破壊されないよう立ち回り、戦況を長引かせたはずです。こうして考えるほど、五条が魔虚羅と顎吐を破壊した意義が、いかに大きかったか分かるでしょう。

宿儺の反転術式の出力を大幅に下げた

宿儺の反転術式の出力を下げたのも、五条が戦った大きな意味と言えるでしょう。宿儺の反転術式はかなり出力が高く、五条と同じくない腕を再生させられます。しかし、それは出力が高い時だけの話です。

五条ですら出力が下がっている時は、腕を再生させるのに苦労していました。それは宿儺も同様です。そして、宿儺の「世界を断つ斬撃」は、通常の斬撃と違い、掌印を結ばなければ放てません。

つまり、1度でも腕を千切れば、しばらくの間「世界を断つ斬撃」を封じることができます。これは反転術式の出力が低下していなければできない芸当です。五条が命を賭して宿儺と戦った意味は、とてつもなく大きいと分かるのではないでしょうか?

五条悟は本当に死んでいない?生き返る可能性を考察

五条は死んでないのではないか?という考察もいくつかあります。しかし前述するように、五条が復活する可能性は低いです。またあれだけ死に際を丁寧に描いた上で復活するのは、賛否が分かれるでしょう。

それでも、あの五条が死んだはずがないという気持ちもわかります。そこでここからは、少しの期待も込めて、復活する可能性を考察していきましょう。五条の死を受け入れられない方は、ぜひ参考にしてみてください。

自身や第三者による反転術式

まず考えられる可能性としては、家入や乙骨による反転術式が挙げられます。五条の体は、戦闘後に憂憂の瞬間移動の術式で、すぐさま回収されていました。宿儺が「五条悟の遺体が消えた」と発言しているので確定的です。

憂憂が五条の体を運んだ先は、恐らく家入の元でしょう。そして家入の手で、反転術式による治癒を行なっていたのなら助かる可能性もあります。これが最も高い、五条が復活する可能性です。

しかし反転術式で他者を治療する際の効果は、自己治癒の半分以下とされています。現に来栖や狗巻の腕は、家入の反転術式で取り戻せていません。そもそも家入の反転術式は、宿儺曰くそこまで強力ではないようです。

伏黒恵の十種影法術

次に考えられるのは、伏黒が持つ十種影法術の効果です。実は魔虚羅を召喚する際に唱える「布瑠の言」には、ある元ネタがあります。それは十種神宝という神器の力を、目覚めさせる時に用いられる詞です。

十種神宝は十種影法術の元ネタとも考えられてきました。そして「布瑠の言」で目覚めた十種神宝には、死者を甦らせる力があるとも伝えられています。もし同じ力が、十種影法術にもあるとしたらどうでしょう?

布瑠の言と、それで呼び出す魔虚羅にも同じ力があるのかもしれません。しかし、既に魔虚羅本体は、五条によって破壊されてしまいました。術者である伏黒の魂も生きる力を失い、現状復活は絶望的です。

降霊術

死人を復活させる方法に関しては、既に作中で1度描かれています。それが渋谷事変における、伏黒甚爾の復活です。死んだはずの甚爾は、オガミ婆による降霊術で復活しました。

確かに降霊術さえあれば、五条を復活させることはできるでしょう。しかしこの時の復活は本当の意味で生き返ったわけではありません。あくまで情報が降ろされただけの、「甚爾のような何か」でした。

しかも降霊術で復活させるには、器となる肉体が必要です。つまり降霊術で復活させるには、誰かを犠牲にする必要があります。幾ら五条を復活させるためとはいえ、誰かを犠牲にするようなことはできないでしょう。

呪霊になって再登場する可能性

死後呪霊に転じることで、再登場するという可能性もあるかもしれません。人は死亡した際、呪霊へと転じることがあります。これは呪力を持つ術師も例外ではありません。例えば禪院直哉は死亡後、呪いへと転じていました。

普通呪霊になると自我を失いますが、直哉は強く自我を残していました。恐らく呪術師としての強さが影響していたと考えられます。そのため、五条が呪霊に転じれば、自我を強く残した最強の呪霊となるでしょう。

しかし呪霊へ転じるのは、呪力を込めず殺した場合です。呪力を込め術師を殺した場合は、呪霊に転じることはありません。五条は宿儺の呪力によって殺されました。そのため、呪霊に転じる可能性は0です。

作中のパワーバランス

ここまで五条が復活する方法を考察してきましたが、どれも決定打に欠けますね。考察すればするほど、五条が復活する可能性は薄いように感じられます。そもそも五条が復活すると、物語の大きな障害になるでしょう。

というのも、今五条が復活すると、作中のパワーバランスが崩壊する恐れがあるからです。五条は敗北したとはいえ、宿儺に大きなダメージを与えていました。そのダメージは後遺症として、後の戦いにも響いています。

作中では反転術式の治癒能力も低下し、領域も展開できなくなっていました。術式の威力も大きく堕ちているようです。作中で乙骨は「後遺症がなければ反転術式をする間もなくやられた」と語っていました。

その他復活の可能性は以下記事でも解説しています。

物語がつまらないと感じる読者も

しかし、なぜここまで五条の復活は望まれているのでしょうか?理由の一つとして、五条が死んだことで物語がつまらなくなったと感じる読者もいるからです。五条vs宿儺戦は、作中トップレベルの実力者同士の戦いです。

「最強の術師」が死力を尽くし、街中が半壊するほどの激戦を繰り広げていました。そして、五条の死亡で戦いは幕を閉じます。そんな激戦が終わったことで、作中の戦いがスケールダウンしたと感じる方がいるのでしょう

乙骨や虎杖も、非常に魅力的な戦闘を繰り広げるキャラです。しかし、全力の五条と宿儺のスケールに敵うようなキャラは、作中にはいないでしょう。そのため、五条が復活することで、より戦いが面白くなることを望んでいるのかもしれません。

五条悟の遺体が憂憂たちに回収されていた理由を考察

原作248話にて五条悟の遺体は、戦闘中に憂憂たちに回収されていたことが判明しました。憂憂の瞬間移動によって、密かに行われていたようです。綺羅羅の術式で宿儺を近づけないように工夫もしています。

しかし綺羅羅の術式があるとはいえ、なぜ危険を冒してまで遺体を回収するのでしょう?ここからは五条の遺体が回収された理由を、最新話の内容も踏まえ考察していきます。

生き返らせるため

真っ先に考えられるのは、五条を生き返らせるためでしょう。しかし前述した通り、五条が復活する可能性は非常に低くなっています。少なくとも高専側には、五条を復活させる手はありません。

家入の反転術式はそこまで強力ではないと言われています。そもそも反転術式による他者の治癒は、効果は半分以下になるようです。そのため、高専へ運んでも五条を復活させることはできないでしょう。

五条自身も死んだことに全く後悔を感じていませんでした。むしろ宿儺との戦いで死ねたことを、満足していたようです。ここから五条を復活させるのは、彼の死に水を差す行為にも感じます。

遺体の利用を阻止するため

恐らく最も高い可能性は、遺体の利用を阻止するためでしょう。かつて五条が夏油を殺した際、遺体の処理を家入に任せませんでした。その結果、遺体を羂索に乗っ取られ、長く利用されることになります。

他にも遺体が利用されるケースは多く見られました。例えば甚爾の遺骨は、オガミ婆の降霊術に利用されています。宿儺の指も、乙骨がリカに食べさせることで、術式のコピーを行なっていました。

『呪術廻戦』では遺体を放置することは、悪手であることは間違いありません。原作248話にて羂索は死亡したため、体が乗っ取られることはないでしょう。しかし遺体を残さないに越したことはありません。

弔う・供養をするため

五条の遺体を利用されないよう、回収した可能性は高いでしょう。しかし、遺体を回収した理由は、それだけではないようにも思います。例えば、五条をちゃんと埋葬してあげたいと考えたのかもしれません。

特に家入にとっては、五条は数少ない高専時代からの知り合いでした。そして羂索が死亡したことで、夏油の遺体も帰ってきます。かつて仲違いした親友同士が、死亡したことでようやく揃いました。

2人を知る家入としては、しっかり埋葬してあげたいと考えるのもおかしくないでしょう。また同級生のことを利用されるのも防ぎたいはずです。そうした心情から、五条の遺体を回収したのかもしれません。

まとめ

作中最強とされた五条の死は、多くの読者に衝撃を与えました。かくいう筆者もその1人です。しかし、五条自身はその死に満足していました。そして五条が宿儺に与えたダメージは、確かに後の戦いへ影響を与えています。

仮に五条が命を賭すまで戦わなければ、虎杖達はすぐに負けていたでしょう。五条の死は、決して無駄ではなかったことは確かです。そう思うだけで、少しは五条ロスの気持ちも和らぐのではないでしょうか?

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