羂索(けんじゃく)の目的と正体を解説!なぜ夏油を乗っ取った?【呪術廻戦】

羂索(けんじゃく)の目的と正体を解説!なぜ夏油を乗っ取った?【呪術廻戦】

渋谷事変にて死亡したはずの夏油傑が現れ、多くのキャラに衝撃を与えました。しかし、渋谷に現れた夏油は本物ではなく、夏油の体を乗っ取った羂索という術師だったのです。

なぜ羂索は夏油の体を乗っ取って、虎杖たちの前に現れたのでしょうか?今回は偽夏油こと羂索の目的と正体について解説していきます。羂索について知りたい方はぜひ参考にしてください!

目次

羂索(けんじゃく)の正体は?

羂索が現在乗っ取っている夏油傑は、本編開始の1年前に死亡しています。非術師の虐殺を目的として行動し、最終的に親友である五条悟の手で葬られました。

その後、夏油の遺体を回収し、脳みそを入れ替えて乗っ取ったのが羂索です。では本来の羂索は何者なのでしょう?ここからは羂索の正体について解説していきます。

羂索の正体は平安時代の呪術師

羂索の正体は平安時代から生き続ける術師です。当時から両面宿儺とも交流があったことから、実年齢は1000歳を超えています

本来ならとっくに死亡しているはずですが、他者の肉体を乗っ取ることで生き永らえてきました。呪術全盛とされる平安時代から生きていることもあり、呪術のセンスはずば抜けています。

また天元とも交流があり、作中では「友」と呼んでいました。宿儺、羂索、天元が同期だったというだけで、平安時代の呪術師のレベルがどれだけ高かったか伺えますね。

羂索という名前の由来

羂索という名前の由来は作中では明かされていません。しかし、九十九由基のセリフから、その由来を考察することはできます。

羂索の名前を聞いた時、九十九は「慈悲の羂に救済の索か」と呟いていました。そのため「人々に慈悲を与え救済を与える存在」という意味が、名前の由来でしょう。

また羂索は仏語で「邪悪なものを縛り苦しむ人を救う」動作のことを指します。人類を破滅に導かんとする者の名前としては、あまりにも皮肉が効き過ぎていますね。

羂索は女性説について

夏油の体を乗っ取っている羂索ですが、元の性別は女性では?という説もあります。というのも、羂索は虎杖の母を乗っ取った際、出産まで行っていたからです。

また友人である天元も、元の性別は女性だったことが明らかになっています。さらに天元からは「あの子」と、女性相手に使うような口調で呼ばれていました。

仮に元の性別が女性であるなら、出産行為に躊躇いがないのも理解できます。しかし男だったとしても、好奇心旺盛な羂索なら、嬉々として出産を経験してそうです。

羂索(けんじゃく)の目的とは?

1000年もの間、他人の体を転々としてまで、羂索は生き永らえてきました。羂索にはそうまでして叶えたい、一つの野望があったのです。それを羂索は、「呪力の最適化」と呼んでいます。

羂索が行う「呪力の最適化」とは、何を指すのか?最適化を行うまでの段取りも含めて、解説していきます。

羂索の目的は天元と日本人の同化

羂索の願う「呪力の最適化」は、人類と天元の同化によって果たされます。羂索は呪術師、非呪術師、呪霊は呪力の可能性のひとつでしかないと語っていました。

つまり、呪力と人類は、まだ先の可能性があるということです。羂索はその新しい可能性を開くため、天元と日本人の同化を行おうとしています。

しかし、それによって生み出されるのは、1億人の呪力を孕んだ呪霊です。羂索の目的が果たされることで、間違いなく世界は滅亡するでしょう。

両面宿儺と手を組んでいる理由

羂索は人類と天元の同化を促すため、多くの術師や呪霊と手を組んでいました。宿儺もその内の1人です。あの気難しい宿儺と手を組むメリットとはなんなのでしょう?

五条悟への対抗策とも考えられますが、それだけではありません。現に羂索は、宿儺に「五条悟との戦いの前に約束を果たしてもらう」と語っていました。

羂索にとって六眼を殺すよりも、大事な約束が宿儺との間にはあるのです。筆者は、人類と天元の同化を成す保険こそ、宿儺と手を組んだ理由だと考えています。

羂索と宿儺はどっちが強い?

夏油傑の体を乗っ取り、「呪霊操術」を扱うことができる羂索と、宿儺はどちらのほうが強いのか気になる人は多いでしょう。結論からいうと、宿儺のほうが強いと考えられます。

宿儺は高い戦闘力を持っており、史上最強の呪術師と呼ばれるほどです。そのため、1,000年以上生きている羂索でも、宿儺には勝てないと推測されます。

また、夏油傑と五条悟を比べた場合、五条悟のほうが呪術師としては強いはずです。そんな五条悟に勝った宿儺と戦えば、羂索といっても勝利するのは難しいでしょう。

目的達成までの計画

羂索は天元と人類の同化を促すため、まず天元と星漿体の同化を阻止しようとしました。天元は星漿体と同化しなければ、呪霊に近い存在へと進化します。

羂索は長年同化阻止の機会を伺っていましたが、伏黒甚爾の介入で偶然にも果たされます。そして、呪霊に近い存在となった天元を取り込むため、夏油傑の体を乗っ取りました。

夏油は呪霊を操る術式、呪霊操術を有していたからです。そして最大の障壁となる五条悟を、獄門疆にて封印しました。そして同化前に人類の慣らしを行うため、死滅回遊を開始します。

渋谷事変

渋谷事変での羂索の目的は、主に2つあります。1つは「五条悟を獄門疆に封印すること」で、もう1つは「真人の無為転変を抽出すること」です。

現代最強呪術師である「五条悟」は、1,000年以上生きている羂索でも抑えきれません。90話では「君強過ぎるんだよ 私の目的に邪魔なの」と発言しています。

最大の障害であった五条悟は、一瞬の不意をつかれ獄門疆に封印されてしまいました。その結果、渋谷事変での大惨事を招いています。

羂索は、魂の形を変える真人の術式「無為転変」を奪おうと画策していました。ただし、特級呪霊である真人を取り込むのは容易ではなく、弱る瞬間を待っていたのでしょう。

渋谷事変で、虎杖悠仁に追い詰められた真人を「呪霊操術」で取り込むことに成功しています。取り込んだ真人を「うずまき」を放つことで、術式「無為転変」を抽出しました。

抽出した無為転変を遠隔で発動し、事前にマーキングしていた非術師たちの脳を術師の形に整えることに成功しています。その結果、非術師たちを死滅回遊に強制参加させました。

死滅回遊

死滅回遊での羂索の目的は、非術師と天元を同化させるための慣らしとして、術師や非術師たちを殺し合わせることです。多くの人間から呪力が放たれることになり、同化の慣らしとして順調に計画を進めていました。

最終的に人間と天元の「超重複同化」を行うことで、1億人呪霊をつくり出すことが羂索の目的です。最新258話では1億人呪霊は登場していませんが、今後の展開に期待しましょう。

羂索(けんじゃく)はなぜ目的を果たしたいのか?

羂索は天元と人類の同化のため、肉体を転々とし1000年も準備をしてきました。その間2度も同化阻止に失敗しながら、決して諦めることはなかったのです。

やっていることに目を瞑れば、羂索は作中1の努力家と言えるでしょう。なぜそこまでして、羂索は目的を果たしたいのか?解説していきます。

人類の新たな可能性を探るため

羂索はかねがね、呪力の新たな可能性を探っていました。その一環として生み出されたのが、呪霊と人間の混血である呪胎九相図です。

しかし、大した結果は得られなかったため、別の方法を模索します。そうして辿り着いたのが、人類を天元と同化させることで、呪力の進化を促すことでした。

現在の羂索は、人類へ感じた可能性を根拠に行動しています。端的に言えば「人類はもっと何かできる!」というのが、羂索の行動理念というわけですね。

面白いと思ったことを実現するため

なぜ羂索は1000年も努力してまで、人類の同化を促したいのでしょうか?答えは至ってシンプルで、「面白そう」と思ったからです。

羂索に世の中を良くしたいとか、世界を混沌に陥れたいといった思想はありません。ただ自分の考えた「呪力の最適化」が面白いか否か、それを確かめたいだけなのです。

自身の探究心のためなら、どんな努力も惜しまない純粋さこそ、羂索の本質なのでしょう。こう語ると聞こえはいいですが、そのために人類を滅ぼされては堪りません。

羂索(けんじゃく)の術式と能力は?

ここからは羂索の強さについて解説していきます。五条や宿儺ほどとまではいきませんが、平安時代の術師だけあって実力はかなりのものです。

特に1000年間蓄積した呪術の知識と、経験による手数の多さは目を見張ります。その一点に限れば、宿儺や五条も凌駕していると言えるでしょう。

肉体を乗っ取る

羂索に生来刻まれた術式で、名称は明かされていません。他者の肉体から脳みそを抜き取り、自身の物と入れ替えることで乗っ取りが可能です。

肉体を乗っ取ることで、肉体に刻まれた術式を操ることができるようになります。作中では今まで乗っ取った人物の術式も、3,4個までなら蓄積可能と考察されていました。

ただしデメリットもあって、羂索の強さは乗っ取った体に依存します。つまり、肉体の呪力量が低いと、ストックした術式を満足に扱えないこともあるわけです。

呪霊操術

現在羂索が乗っ取っている、夏油傑の体に刻まれた術式です。呪霊を倒すか、等級換算で2級以上の差があれば、無条件で取り込み操ることができます。

呪霊の数だけ手数が増えることが強みで、羂索と相性が良い術式と言えるでしょう。また進化した天元が本術式の対象となる点も、羂索が夏油を選んだ理由の一つです。

更に術式の奥義「極ノ番うずまき」を使用すると、取り込んだ呪霊の術式を抽出できます。この能力を鍵に、羂索は死滅回遊を始めました。

夏油の死亡時期については以下の記事で解説しています。

領域展開:胎蔵遍野(たいぞうへんや)

九十九由基との戦いで羂索が披露した領域展開です。無数の絶望した顔が、樹木のように生い茂っているのが特徴となっています。

宿儺の伏魔御廚子と同じく、結界を閉じずに展開する高度な領域です。九十九の簡易領域を一瞬で剥がしたことが、その強力さを物語っています。

術式効果は不明ですが、後述する反重力が付与されていると思われます。恐らく羂索は保有している術式効果を選択し、領域に付与することが可能なのでしょう。

反重力機構(アンチグラビティシステム)

虎杖悠仁の母である、虎杖香織に刻まれていた術式です。本来は名前の通り、重力を打ち消す効果を持っていたと思われます。

しかし順転では出力と発動時間が制限されるという、デメリットがありました。そのため羂索は重力の磁場を発生させる、術式反転をメインに使用しています。

九十九戦では肉体を領域とすることで、順転の効果を底上げすることに成功しました。それにより九十九のブラックホールから、辛くも生き延びたのです。

無為転変

特級呪霊の真人から抽出した術式で、魂の形を操作する効果を持っています。魂を操作することで、肉体の形状を思うがままに変化させることが可能です。

羂索はこの術式を使用し、遠隔で非術師の脳の構造を操作しました。これにより羂索が1000年の時間で契約してきた、宿儺のような過去の術師が現代に復活します。

同時に非術師から術師向けに変化し、覚醒した術師もいました。結果として合計1000人もの術師が解き放たれ、始まったのが死滅回遊です。

羂索(けんじゃく)はなぜ偽夏油傑を演じていた?

羂索といえば、夏油傑の肉体を乗っ取っていることで広く知られています。そのため「羂索」という名称が語られるまで、「偽夏油」の相性で呼ばれていました。

偽夏油こと羂索は、なぜ夏油傑を長らく演じていたのか?ここからは夏油傑という器が、どれだけ都合がいいものだったか解説していきます。

呪霊操術が必要だったから

1番の理由としては、夏油傑の持つ呪霊操術が必要だったからです。呪霊操術がなければ羂索の計画は、破綻していたと言っても過言ではありません。

羂索は天元と星漿体の同化を阻止し、天元を呪霊に近い性質へと変化させようとしていました。しかし、天元が呪霊に近くなっても、呪霊操術がなければ取り込むことはできません。

真人の術式の抽出も不可能でした。夏油の術式がなければ、死滅回遊を始めることも困難だったわけです。羂索にとって夏油を乗っ取るのは、計画遂行のためマストだったと言えるでしょう。

五条悟を封印するため

もうひとつ、夏油の体は、最大の障壁である五条を封印する隙を作るために必要でした。なぜなら羂索といえども、最強格の五条悟を倒すことは不可能だったからです。

しかも六眼持ちの術師は、殺したとしても天元の同化が近づくと再出現します。そのため、五条を殺すのではなく、獄門疆に半永久的に封印する必要がありました。

しかし封印には、半径4m以内に対象の脳内時間で1分留める必要があります。そこで役立つのが夏油の体です。思惑通り、死んだはずの親友の姿は、五条を留めるのに十分な効果を見せました。

五条以外の術師に対抗するため

3つ目の理由として、夏油の戦闘力が必要だった可能性も考えられます。羂索の戦闘力は、乗っ取った器の強さに依存すると語られていました。

つまり弱い器では五条を封印できても、他の術師にやられる可能性があるわけです。しかも五条以外に、九十九由基、乙骨憂太と、特級クラスの呪術師は2人もいます。

そのため、羂索には特級に負けない力を持つ器が必要でした。だからこそ、同じく特級に分類され、自分の性分とも相性がいい夏油を羂索は選んだのです。

夏油傑の体はどうなる?

羂索は死滅回遊での高羽との戦闘後、乙骨によって首を刎ねられます。そして宿儺に保険を託した後、頭ごと脳を貫かれました。

1000年生きた術師の人生に、とうとう終止符が打たれたのです。同時に、弄ばれ続けた夏油の体もようやく解放されました。

これで夏油の解放を望みながら死んでいったミミナナも報われるでしょう。今度こそ、誰かに利用されることなく、静かに葬られて欲しいですね。

羂索(けんじゃく)が目的のために乗っ取った人物一覧

ここからは、羂索が目的のため乗っ取った人物について紹介していきます。作中では現在の肉体である夏油傑以外にも、乗っ取った肉体が何名か明かされています。

歴史に汚名を残した術師から、意外な人物の母まで、羂索に利用されていました。なお鹿紫雲の回想にも乗っ取られた人物が登場しますが、名称が不明なので今回は省きます。

加茂憲倫

「御三家の汚点」「史上最悪の術師」と呼ばれる人物です。その異名通り、知的好奇心のままに悪行を尽くした術師でした。そのため、現在でも「憲倫」は加茂家で忌み名とされています。

ただ加茂憲倫の悪行は、ほとんど乗っ取った羂索が行ったこととなっています。人間と呪霊の混血である呪胎九相図を生み出したのも、憲倫を乗っ取っていた時代です。

しかし側からすれば、羂索が行なっていたことなど知りもしないでしょう。結果的に憲倫は、呪霊と人間の混血を生み出した悍ましい存在として語り継がれています。

呪胎九相図とは

呪胎九相図とは呪霊と人間の混血児で、加茂憲倫が呪霊との間に子供を孕むことができる特異体質の女性を利用した結果生まれたものです。特異体質の女性を九度にわたって妊娠させ、堕胎させることで呪胎九相図が生まれました。

堕胎によって取り出された九体の胎児は、強い呪力を備えた呪物として150年も封印されます。特級呪物として、呪術高専の忌庫で厳重に保管されていました。

虎杖香織

虎杖悠仁の母で、作中ではすでに死人となっています。虎杖の父である仁との間に子供をもうけますが、その正体は香織を乗っ取った羂索でした。

羂索は「宿儺の器」として、虎杖を生み出したと語っています。虎杖が宿儺を復活させることで、始まりの狼煙とする意図があったようです。

しかし、なぜ羂索が器を生み出す血筋として、虎杖家を選んだのかは不明となっています。虎杖家にはまだ、隠された秘密があるのかもしれません。

夏油傑

本編開始の1年前、乙骨に敗北し、五条にトドメを刺され夏油は死亡しました。その後、夏油の体は羂索に奪われます。恐らく羂索は以前から夏油の体を狙っていたのでしょう。

しかし夏油は国家転覆も可能な特級術師で、簡単には殺せません。そのため、百鬼夜行で夏油が死んだのは、羂索には幸運だったと言えるでしょう。

また五条が家入の心情を配慮し、遺体処理を任せなかったことも功を奏しました。結果として、羂索は簡単に夏油の遺体を奪うことに成功します。

乙骨や五条を乗っ取る可能性はあったのか?

羂索が体を乗っ取るなら、より高いレベルの術式や呪力を持った人物のほうが都合がいいでしょう。それなら、乙骨や五条の体を乗っ取っていた可能性もあるのではないでしょうか。

結論からいうと、体自体は狙っていたと推測されます。しかし、羂索が体を乗っ取るなら、特級呪術師である2人を殺さないといけません。

夏油の体を使っても、現代最強の呪術師である五条は倒せないでしょう。また、乙骨に関しても、百鬼夜行で一度破れているため、倒すことは困難だと考えられます。

つまり、現実的に殺すことが難しい相手に対しては、体を乗っ取ることは不可能に近いでしょう。乙骨や五条の体が欲しくても、羂索には実現できないと推測されます。

羂索(けんじゃく)は目的を果たせず死亡する?

1000年間暗躍し続けてきた羂索ですが、漫画249話にてとうとう死亡します。本来なら羂索の死で、天元と人類の同化は阻止されたはずでした。

しかし羂索は自身が死んだとしても目的を果たせるよう、保険をかけていたのです。ここからはアニメ2期の続きである死滅回遊編にて、羂索が死ぬまでの活躍を解説していきます。

天元を取り込むことに成功

死滅回遊の中で日本人の慣らしを終えた羂索は、天元を取り込みに高専へ赴きました。そこで天元の護衛についていた脹相、九十九由基と交戦します。

最終的に九十九の捨て身の攻撃に追い詰められますが、香織の術式で辛くも勝利しました。そして高専地下に隠されていた、天元の本体を取り込むことに成功します。

こうして羂索は日本人と天元の同化準備を完全に終えました。しかし、同化は死滅回遊を終わらせないと実行できません。そこで、死滅回遊を終わらせるため動き出します。

髙羽史彦と交戦する

羂索は自身と宿儺以外が死亡することで、死滅回遊を終わらせるルールを追加しました。こうして全プレイヤーを抹殺するため動き出します。

その最中、羂索の前に立ち塞がったのが芸人の髙羽史彦でした。高羽の術式は、自身が面白いと感じたことを体現する効果があります。

五条にも対抗できる術式に、羂索も一方的にダメージを受け追い詰められていきました。しかし、お笑いにも精通していた羂索の機転で、術式を打ち破ります。

乙骨憂太に殺害される

高羽の術式を打ち破り、羂索は勝利を収めます。しかし戦闘直後に背後まで接近していた乙骨の奇襲で、首を刎ねられてしまいました。

本来なら呪力量の多い乙骨の接近に、羂索が気づかないはずがありません。しかし高羽の術式効果の影響で、羂索は高羽以外へ意識を向けられなかったのです。

こうして1000年続いた羂索の人生は、終わりを告げることになります。しかし、羂索もただでは死なず、死の間際に同化のための保険を発動しました。

宿儺に後を託す

羂索は死の間際、死滅回遊に新たなルールを付与します。これにより、天元との同化の発動権が宿儺へと託されました。つまり羂索が死んでも、天元と日本人の同化が可能となったのです。

首だけになってもまだ行動する姿に、1000年分の執念を感じますね。しかし、トドメと言わんばかりに乙骨に脳みそごと頭を貫かれ死亡しました。

死に際まで世界へ爪痕を残す姿は、流石は羂索ですね。これで虎杖たちは、宿儺を殺さなければ、天元との同化を阻止できなくなったわけです。

まとめ

羂索は自身の好奇心を満たすため、呪力の新たな可能性を模索し続けてきました。その結果たどり着いたのが、人間と天元の同化による呪力の最適化という凶悪な計画です。

更に羂索は、自身が殺されても計画が阻止されないよう保険もかけていました。果たして虎杖達は宿儺を倒し、羂索の計画を阻止できるでしょうか?今後の展開に注目です。

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