東堂葵は死亡した?腕がどうなったかや再登場の可能性を考察【呪術廻戦】

東堂葵は死亡した?腕がどうなったかや再登場の可能性を考察

東堂葵は呪術高専京都校に所属する一級術師です。作中では虎杖を何かと気にかけ、時には術師としての戦い方と心構えを説きました。初対面の相手に女性のタイプを聞くクセがあり、その答え次第で相手の人柄を判断します。

なお、渋谷事変の戦いで負傷して以降、一切出番がないため死亡説も囁かれてきました。今回はそんな東堂が死んだと言われる理由や、再登場する可能性について考察していきます。東堂の動向について気になっていた方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

東堂葵のプロフィール

東堂はつまらない相手だと感じると、初対面でも殴りかかるなど自己中心的な性格をしています。その傲慢さから、高専のメンバーから非常に嫌われていました。しかし、実力の高さは誰もが認めており、「強いだけが取り柄」とまで言われています。

ただ粗暴な性格を持つ一方で、かなり繊細な一面も持っています。身だしなみに気を遣っており、いつもいい匂いを発しているようです。また頭もよく、自称IQ53万の脳内CPUを持っています。

基本情報

東堂を一言でいえば、しっかり頭がおかしい人間です。その反面、揺るぎない信念と哲学、気高い精神の持ち主でもあります。その精神力の強さが時に虎杖を鼓舞し、救うこともありました。

また筋骨隆々とした巨体の持ち主ですが、イメージとは逆の非常にクレバーな人間です。座学の成績も優秀で、作者からは満点の10評価をもらっています。身体能力は9、呪術センスも10評価で、呪術高専の生徒としては最高峰の実力を備えているようです。

戦い方も力でのゴリ押しではなく、頭の良さを利用した緻密な戦い方をします。分析眼も作中屈指のもので、初見の特級呪霊の能力も見抜いていました。その戦闘IQの高さから、真人からも「やり手」と評されています。

九十九由基との関係

特級術師である九十九由基は、東堂の師匠にあたります。小学3年生の時、河原で高校生相手に喧嘩していた東堂を見た九十九が呪術師へスカウトしました。東堂は九十九との出会いを「退屈がひっくり返るそんな予感がした」と振り返っています。

ちなみに九十九の存在は、東堂の女性のタイプにも大きな影響を与えました。その証拠に東堂の語る「身長が高くお尻が大きい」という特徴は九十九そのものです。また、東堂の初対面の相手に異性のタイプを聞く癖は、九十九からの影響です。

ちなみに東堂の顔の大きな傷は、九十九の無茶な教育によるものです。作中では描かれてはいませんが、九十九は相当厳しい人間と見られます。作中で東堂と九十九が会話している場面がないため、今後描かれることが期待されますね。

長身アイドル高田ちゃんの大ファン

東堂は身長180cmの、高身長アイドル高田ちゃんの大ファンです。本名は高田延子(たかだのぶこ)で、無類のお酒好きとされています。なお、モデルはアイドルグループ「Berryz工房」のメンバーである、熊井友理奈さんと言及していました。

普段は粗暴な性格の東堂ですが、高田ちゃんの前では骨抜きになっています。握手会ではデレデレの表情で、「高たんビーム」のリクエストをしていました。ちなみに戦闘中であっても、東堂は高田ちゃんのことばかり考えています。

花御戦では、脳内で妄想の高田ちゃんを作り出し、戦闘中の助言をもらっていました。百鬼夜行の際には、高田ちゃんの特番を見るため、早々に戦いを終わらせようと奮闘しています。高田ちゃんの存在が、呪術師として戦う東堂の精神的支柱なのでしょう。

東堂葵の強さや術式「不義遊戯(ブギウギ)」を解説

ここからは呪術師としての東堂の強さや、術式について解説していきます。東堂の強さは、呪術高専の中でもトップクラスでした。シンプルな術式と、呪力操作を用いた肉弾戦は、他のキャラにはない強みです。

なお、術式を使わない呪力操作だけの戦闘力でも、一級呪霊を祓えるほどの実力者です。独断専行で戦うことも多いですが、判断力が的確なためピンチに陥ることはありません。なお、術式を巧みに用いて、サポート要員として立ち回ることもできます。

不義遊戯(ブギウギ)の詳細

東堂の有する術式は、手を叩くことで発動する「不義遊戯(ブギウギ)」です。効果はシンプルで、術式範囲内の呪力を帯びた有機物、無機物の位置を入れ替えます。そのため、人間と呪物の位置を入れ替えるなどの使い方も可能です。

また領域がなくても、ほぼ必中として発動する強力な術式となっています。回数制限もなく、戦闘中何度使っても、呪力切れを起こすような描写は見られませんでした。シンプルながら対策が難しい術式で、真人も「分かっていても混乱する」と語っています。

なお、手を叩くことで強制発動する術式ではありません。そのため、「手を叩く」という発動動作を、ブラフに使用することもできます。あえて術式を発動させないことで、相手の隙を作ることが可能です。

身体的な強さ

身体能力も高く、呪力操作を用いた肉弾戦に非常に長けています。身長も五条並みに高く、体格の良さでいえば虎杖以上です。その体格の良さから、真人から「ちょんまげゴリラ」と呼ばれていました。

ちなみに戦闘中は服を脱ぎ、ほぼ半裸で戦います。そのため、筋骨隆々とした体格を晒す機会が非常に多い印象です。なお、ファンブックによると素の運動能力だけでも、虎杖や真衣に次ぐレベルとなっています。

防御力も非常に高く、虎杖に何発殴られても平然と立ち上がってくるほどです。防御も的確で、真人が放った黒閃を勘で呪力を集中させ、ダメージを最小限に防いでいます。生来の身体の強さと、戦闘IQの高さで致命傷を喰らうことは殆どありません。

黒閃

東堂は虎杖と同じく、渋谷事変における真人戦で黒閃を放ちました。黒閃は打撃との誤差0.000001秒以内に、呪力が衝突した際に生じる空間の歪みです。勘違いされがちですが、黒閃は呪力を用いた攻撃によって引き起こる現象で技ではありません。

そのため、黒閃を狙って放つことができる術師はいないと語られています。しかし、東堂は「虎杖を1人にしない」という信念の元、狙ったように黒閃を放っていました。ここ1番で黒閃を放てる、東堂の集中力は流石という他ないですね。

しかし、真人には虎杖以外の攻撃は通じません。ただ、黒閃を放つことには「120%の力を引き出せる」効果もあります。東堂は黒閃を放つことで、120%の力で虎杖を助けられるようにしたのです。

簡易領域

東堂は領域対策として、九十九直伝のシン陰流・簡易領域を使用することができます。簡易領域は領域展開をもたない術師が主に使用する、対領域展開用の領域です。基本的に領域には、あらゆる術式を中和する効果があります。

そして簡易領域も、簡易とはいえ領域です。そのため、簡易領域を発動することで、領域に付与された必中効果を中和させることができます。しかし、簡易的な領域であるため、領域展開の強さ次第では簡単に剥がされてしまうようです。

東堂は渋谷事変にて、真人の領域展開に合わせて、簡易領域を展開しています。しかし、真人の領域の必中効果が先に東堂に触れたことで、左腕を捨てることになりました。真人の術式発動スピードが余りにも早すぎたようです。

東堂葵の腕は?「死んだ」と言われる理由をネタバレ解説

ここからは東堂が「死んだ」と言われる理由について解説していきます。東堂は渋谷事変にて真人と戦う虎杖の前に現れ、虎杖のサポートに徹しました。しかし原作15巻130話にて、真人の領域展開により左腕を失いました

そのまま大ダメージを負ったことで再起不能となり、渋谷事変から退場しています。その後、2024年3月現在、最新話に至るまで再登場していません。果たして東堂は再登場するのか、また左腕は再生するのでしょうか?

無為転変を受けた腕を自ら切断

東堂は真人の術式・無為転変を受けたことで、自分の腕を切断することになりました。真人の術式には、触れた箇所から魂の形を変化させる効果があります。殆ど触れた時点で必殺となる、とてつもなく強力な術式です。

しかし、無為転変にも弱点はあります。ですが、領域展開ならその弱点もほぼないに等しいでしょう。なぜなら、領域内では付与した術式が、必中効果となって襲いかかるからです。つまり、領域に引き摺り込んだ時点で、真人に魂の形を変えられてしまいます。

そして真人戦で、東堂は領域に引き摺り込まれ、左腕に触れられてしまいました。そのため、東堂は自分の左腕を切断して、ダメージを最小限に抑えています。切断しなければ死ぬとはいえ、一瞬で腕を切り落とす判断をできるのは流石ですね。

もう術式が使えない状態

東堂の術式である不義遊戯(ブギウギ)は、手を叩くことが発動条件となっています。そのため、片腕がなくなってしまった東堂は、術式が使えなくなってしまいました。東堂本人も、「俺の不義遊戯はもう死んでいる」と語っています

しかし、腕がなくなったことを利用し、東堂は虎杖を援護しました。その方法には東堂の戦闘IQの高さが出ています。というのも、手がなくなると術式が使えなくなるのは、東堂しか知りません。

そして真人は、東堂の入れ替えを警戒していました。そこで東堂は「腕なんて飾り」と語り、真人に見せつけるように手を叩きます。真人は見事にブラフに引っかかり、虎杖の黒閃をモロに喰らってしまいました。

真人の術式によるダメージ

東堂は術式により左腕を失ってしまいました。それだけでなく、右腕も一瞬触れてしまったことでボロボロになってしまいます。しかも、防御したとはいえ、真人の黒閃を喰らったことで大ダメージを負いました。

真人戦の時点で、東堂は立ち上がれないほどの状態となっています。それでもなんとか立ち上がり、虎杖に最後のサポートを行っていました。限界を越えて戦ったため、その後は1コマも登場せず渋谷事変は終了しています。

そして2024年3月現在まで、東堂は登場していません。あれほど虎杖と親しかった東堂が、ここまで物語に関わらないのは不自然です。そのため、東堂は死亡したのではないか?と噂されていました。

東堂葵は死亡しておらず九十九由基の仲間が保護

結論からいうと、東堂は死亡していません。九十九の仲間であるラルゥによって、三輪達と共に保護されています。その後、死亡したと言及されていないため、家入によって反転術式で治療されたのでしょう。

しかし再登場していないことから、既に戦える体ではなくなっているのでしょう。まず腕がなくなっているため、術式は使用不能になってしまいました。そして、片腕がない分、以前より素の戦闘力も低下しています。

死滅回遊編以降の戦闘は苛烈さを増し、一級レベル以上の術士が多く登場しました。既に片腕を失い、術式も使えなくなった東堂では戦いについていけないでしょう。戦闘IQが高い東堂は、あえて戦闘に参加しないようにしているのかもしれません。

東堂葵の現在は?今後再登場する可能性

ここからは、東堂が再登場する可能性についても考察していきましょう。死滅回遊以降の『呪術廻戦』では、暗い展開が続いています。そのため、雰囲気を明るくしてくれる東堂の再登場を待ち望んでいる人も多いでしょう。

しかし渋谷事変の時点で、東堂は九十九から「場違い」と言われました。つまり、偽夏油たちと戦うには、戦力外だと判断されたということです。そんな東堂が、果たして再登場する可能性があるのでしょうか?

渋谷事変以降に登場していない

東堂は渋谷事変以降は、現在に至るまで登場していません。東堂は真人戦で、「俺の不義遊戯(じゅつしき)は もう死んでいる」と語りました。しかし、それは術式が使えなくなっただけで、東堂が死んだということではありません。

現在も他のキャラから「死んだ」とは明言されていない状況です。そのため、死亡しているわけではないので、復活する可能性は残されています。しかし、復活したとしても、戦力になるかは分かりません。

少なくとも、片腕も失ってしまったため、宿儺相手では一瞬でやられてしまうでしょう。逆にいえば、片腕を取り戻すことがあれば、戦線に復帰できる可能性があります。そして腕を取り戻す方法として考えられる手段が反転術式です。

第三者による反転術式で腕を再生

まず、第三者の反転術式によって、東堂の腕が再生する可能性は低いでしょう。反転術式は他者を治癒する場合、その効率は自己治癒の半分以下になると語られています。現に、来栖の右腕は、家入の反転術式では生やすことができませんでした。

しかし、0巻では乙骨が真衣のなくなった足を、反転術式で治療しています。そのため、当時の乙骨であれば、東堂の腕を生やすこともできたかもしれません。ですが、里香が成仏したため、以前よりも乙骨の力は落ちています。

そのため、現在の乙骨には腕を生やすほどの力はありません。仮に腕が残っていれば、切られた腕をくっつけることができたでしょう。しかし、真人に術式によって、東堂の腕は破裂してしまいました。

自身が反転術式の習得

次に、東堂が反転術式を習得して、自分の力で腕を生やす可能性です。しかし反転術式を習得しても、東堂の腕が再生する可能性は低いでしょう。なぜなら、自分で治療する場合でも、ない腕を生やすことは簡単にはできないからです。

腕を生やすほどの出力で反転術式を使えたのは、五条、宿儺、秤、羂索、日車くらいでした。つまり、特級レベルの呪力出力がなければ、腕を生やせないということです。少なくとも、東堂にはそこまでの力はないでしょう。

しかも、真人から受けるダメージは表面的なものではなく、魂が破損している状態です。そのため、ただ反転術式を運用するだけでは、真人の術式のダメージは回復できません。魂の輪郭を知覚して、魂の形を修復する必要があります。

虎杖のピンチに駆けつけるヒーロー

東堂が腕を修復できる可能性は、非常に低いと考えられます。そのため、片腕だけで復活しても、戦力にはなれないでしょう。それでも、東堂は虎杖のピンチに駆けつけ、力になってくれると感じませんか?

それは作者が東堂に託したキャラクター性に起因します。作者の芥見氏は東堂のことを、『BLEACH』の更木剣八枠として描いていると語っていました。剣八といえば、強敵との戦いに現れ、必ず勝利を齎してくれるような存在です。

そして東堂の強さは、決して表面的な戦闘力だけではありません。的確な判断をこなせる戦闘IQの高さと、何があっても揺るがない精神力です。再登場すれば、きっと頭脳面で虎杖を助けてくれることでしょう。

「あのことを今の虎杖に言う必要はないな」の意味

また東堂が戦闘で役に立たなくても、再登場する可能性が0ということはないでしょう。なぜなら、東堂にはまだ語られていない謎が残っているからです。それが「あのことを今の虎杖に言う必要はないな」というセリフでした。

しかし、語られていないだけで、答えは考察できます。それは五条を封印した獄門疆が、偽夏油に持ち出されたということです。133話にて、虎杖は偽夏油に遭遇します。その直前に、東堂が獄門疆が持ち出されたことを知るシーンが差し込まれていました。

そして偽夏油に遭遇した虎杖が、「ここにいるということは」と何かを察しています。動けないはずの偽夏油が動いたことで、五条は持ち去られたと気づいたのでしょう。この一連の流れから、東堂のセリフは五条が持ち去られたことと考察できます。

対宿儺戦の作戦会議中には姿はない

仮に東堂が復帰するとしても、宿儺戦での復帰の可能性は薄いと考えられます。244話にて行われた対宿儺戦の会議に、京都校の西宮や、三輪、憲紀の姿は見られます。しかし唯一、東堂の姿だけはありませんでした。

そのため、高専メンバーからは、戦いに復帰できる状態でないと認識されているのでしょう。しかし、254話にて会議にいなかったミゲルが、宿儺戦に参戦しました。このことから、会議にいなかったメンバーでも、戦いに加わってくる可能性があります。

他にも九十九の仲間であるラルゥや、日下部の語った宇佐美などが未参戦です。宿儺戦もまだまだ長引きそうなので、仲間が増える可能性は高いと考えていいでしょう。東堂も虎杖のピンチや、ここぞという場面で再登場してほしいですね。

まとめ

東堂は真人と戦った渋谷事変以降、実に3年近く作中で登場していません。実力も高く、精神的な支柱になれる東堂の再登場を、心待ちにしている人も多いでしょう。特に死滅回遊以降、暗い展開が続いています。

そのため、余計に作品の雰囲気を変えてくれる、東堂の存在が恋しいはずです。例え腕がなくても登場してくれるだけで、虎杖と読者の支えになってくれるでしょう。東堂の再登場は、五条復活並に期待したいことです。

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