天元様とは?能力や正体をネタバレ徹底解説・考察まとめ【呪術廻戦】

天元様とは?能力や正体をネタバレ徹底解説・考察まとめ

個性豊かで魅力的なキャラが多い「呪術廻戦」のなかでも、ひと際印象的なのが「天元様」です。天元様は、呪術廻戦の世界を語るうえで欠かせない人物の一人といえるでしょう。

天元様の存在は呪術廻戦の世界にとって重要な役割をもっていますが、まだまだ謎に包まれている部分が多いです。見た目も、人間とはかけ離れているため、衝撃を受けた人も多いでしょう。

今回は、呪術廻戦のなかでも謎が多い天元様について、詳しく解説します。また、天元様と関係が深い「六眼」と「星漿体」についても紹介していくので、ご一読ください。

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目次

天元様の正体は?プロフィール・人物像を解説

謎が多い天元様ですが、原作のなかで正体や性別について少し語られています。基本的な情報や、作品のなかで挙げられている内容をいくつか紹介していきましょう。

  • 基本情報
  • 500年ごとに同化が必要な理由
  • 天元の初登場は単行本17巻・144話「あの場所」
  • 天元様の正体は女性
  • 天元様の年齢は?

天元様の正体を知れば、呪術廻戦の世界観の秘密を紐解くことができるかもしれません。まだまだ謎に包まれている存在なので、少しでも理解できれば、より呪術廻戦の世界が楽しめます。

天元様の見た目も、人間とは別の生物に見えますが、実際はどうなのか気になる人も多いでしょう。天元様の正体とはいったい何なのでしょうか。

基本情報

天元様の見た目は、人間よりも呪霊に近い雰囲気があります。男性か女性か、見た目では判別できず、23巻202話では「自分に性別という概念はない」と発言しました。

しかし、23巻の巻末では、過去の天元様のラフ画があり、その見た目は女性のように感じられます。天元様は不死なだけで人間ではあるので、性別はあるはずです。とても綺麗な見た目をしているので、昔の姿を見て驚いた人も多いでしょう。

天元様は「不死の術式」を持っている呪術師ですが、不老ではありません。そのため、500年に一度は星漿体と同化して、人間としての姿を保っています。

薨星宮(こうせいぐう)とは

天元様を語るうえで「薨星宮」の存在は欠かせません。薨星宮とは、東京都立呪術高等専門学校の最下層にある結界の場所です。

天元様がいる場所でもあり、会うためには配置が変わる1,000の扉から最下層に続く正解の扉を見つけないといけません。また、最下層に到達した後も、いくつかの参道があります。

全て正解の道を通ることで、本殿に到達することが可能です。本殿には巨大な御神木が地下を貫いており、根元には天元に招かれた人だけが入れる結界があります。

このように、天元様がいる「薨星宮」は外部の人間が到達できるものではありません。それほど、天元様は結界術に長けていることがわかります。天元様は結界術を得意としていて、「薨星宮」の存在こそが天元様の強さを物語っているといえるでしょう。

500年ごとに同化が必要な理由

天元様は不死の術式を持っていますが、不老ではありません。月日が経つほど、肉体が変化していくので、500年ごとに天元様と適合する「星漿体」と同化する必要があります。

天元様は星漿体と同化し、肉体を一新させられます。星漿体と同化しないと、肉体は進化し、呪霊と似たものに創りかえられてしまうのです。

原作では8巻66話に初登場した「天内理子」を星漿体として、肉体を同化しようと試みていました。天元様の同化に関する情報は、アニメ呪術廻戦2期「懐玉・玉折」でも確認できます。

天元の初登場は単行本17巻・144話「あの場所」

天元様の名前は、8巻時点では出ていました。しかし、どのような姿をしているのか、その時点では情報が解禁されていません。

天元様が初めて登場したのは、単行本17巻の144話「あの場所」からです。虎杖や伏黒など、呪術高専側の人間が天元様に会うために本殿に向かい、そのときに初登場しました。

何もない白い空間から突如として天元様が現れたときは、人間離れした姿に驚いた人も多かったでしょう。そのときに獄門疆「裏」を天元様が持っていることが判明しました。

獄門疆「裏」は封印の裏門。封印を解除すれば、五条悟を救い出すことができます。

五条悟の封印解除は、呪術高専側にとって偽夏油(羂索)に勝利するための最優先事項です。そのためにも、いち早く獄門疆「裏」の解除を行うことが重要になってきます。

天元様は獄門疆「裏」の解除方法についても、2つの手段があると話をしていました。どちらも呪術高専側が実行できる方法ではなかったため、虎杖と伏黒は死滅回遊への参加を決意しています。

  • 獄門疆「裏」の解除方法①:呪具で解除『天逆鉾(あまのさかほこ)か黒縄(こくじょう)を使う』
  • 獄門疆「裏」の解除方法②:天使の術式を使う

天元様の正体は女性

天元様が初登場したときは老化が進行しており、見た目では男性なのか女性なのか判別は難しい状態でした。

しかし、「最早私に性別はないが どちらかと言えばババアだよ」と発言しています。また、23巻の巻末で、女性の姿で描かれた若い頃の天元様の姿があります。

作者の情報開示から、天元様は女性であるとわかりました。ラフ画なので、細かい描写はわかりませんが、とても顔が整っている女性だと感じられます。

肉体が同化すれば、見た目は星漿体に近い姿になると予想されます。そのため、同化した後は性別の概念はほとんどなくなるのかもしれません。

天元様の年齢は?

天元様の年齢について、作中では明言されていません。ただし、盤星教と呼ばれる宗教団体が活動していたのが奈良時代であるため、最低でも1,500歳だと推測できます。

また、202話の段階で過去に3人の星漿体がいたと語られました。同化は500年に一度の周期で行われるため、1,500歳以上は確実です。

この時点で、天元様は普通の人間ではないとわかります。特別な存在である理由は、次の項目で解説します。

天元様の術式や能力

名前だけは公開されていた天元様が、原作17巻でついに初登場を果たしました。初登場の後、そのまま術式や能力について紹介されています。

謎に包まれた存在である天元様の実力は、多くの人が気になるポイントです。この項目では、天元様の術式や結界術について、細かい内容を紹介していきましょう。

不死化術式

天元様の術式は「不死化術式」と開示されました。ただし、不死なだけで不老ではないので、500年に一度は星漿体と同化する必要があります。

老化が進むと、術式の影響で肉体を創り変える力が働くようです。高次元の存在に進化すると言われていますが、その姿は呪霊に近いとされています。

呪霊に近い存在になれば、自我を保つことが難しくなるので、星漿体との同化は必須条件です。肉体の情報を書き換えることで、人間としての姿が保てます。天内理子と同化しようとしていた裏には、不死化術式が関係しているようです。

結界術

天元様は「結界術」を得意とする人物だと、作中で語られています。帳や呪術界で展開されている結界のほとんどは、天元様の能力で効果が底上げされていると作中で語られました。

そのため、天元様の同化がうまくいかないと、進化によって意志を失い、日本国内の呪術結界の効果が薄まると懸念されています。そうなれば、日本は呪霊の影響を強く受けてしまうでしょう。

作中で天元様の結界と明言されているのが、「薨星宮」です。天元様が許可した相手ではないと、迷宮のような結界でたどりつくことはできません。

薨星宮の迷宮は「空性結界」とされており、天元様の思い描いた通りに部屋を作り出せるみたいです。

空性結界の使い手は他にも、偽夏油である「羂索」がいるようです。天元様に次いで、結界術に長けているのが「羂索」といえるでしょう。

呪術廻戦の天元・六眼・星漿体の因果

呪術廻戦のなかでも、不思議な存在である天元様は唯一無二の人間といえるでしょう。その本人が「天元」「星漿体」「六眼」の3つは因果で繋がっていると話をしています。

なぜ、「天元」「星漿体」「六眼」は、因果で繋がっているのでしょうか。この項目では、天元様と関係が深い下記の内容について解説します。

  • 星漿体とは?六眼との関係について
  • 特級術師・九十九由紀との関係

星漿体とは?六眼との関係について

星漿体とは、天元様と同化する人間を指しています。作中では「天内理子」が星漿体でしたが、同化を妨害する「盤星教」の手によって殺害されてしまいました。

過去にも同化を妨害する人物はいたそうですが、「六眼持ち」が妨害者を排除し、幾度となく同化を手助けしていたそうです。

六眼とは、五条悟が持っている特殊体質の眼を指しています。つまり「星漿体」「六眼」は、500年に一度の同化タイミングで同時に現れると推測されます。

原作の天内理子の同化タイミングでは六眼持ちである「五条悟」が、星漿体を護衛する任務についていました。結果は護衛失敗となりましたが、三者の因果は繋がっていると考察できます。

特級術師・九十九由紀との関係

単行本23巻202話で、特級呪術師である「九十九由紀」が「元星漿体」であると明言されました。そのため、天元様と何らかの面識があったのではないかと推測できます。

ただし、元星漿体と語っているあたり、同化は失敗あるいは拒否したのではないでしょうか。本来なら星漿体であれば、天元様と同化し、本人の意識は失われるはずです。具体的に、同化しなかった経緯は語られていないので、原作のなかで情報が開示されるまで待つしかないでしょう。

星漿体と同化しないと自我が保てない

天元様が星漿体と同化する理由は、老化すると自我が保てなくなるためです。天元様の意志が失われてしまうので、人間として存在できなくなります。

天元様は術式の影響で、老化すると肉体を創り変えて高次の存在に進化しようとします

天元様の意志が失われると、日本国内にある数多くの結界の効力が弱くなります。結果、多くの人が呪霊の存在を認識するほど、呪霊による事件が広がりかねません。

また、天元様の意志がなくなれば、天元様自体が悪意を持った存在になる恐れがあります。呪術界において影響力が強い存在だからこそ、星漿体との同化は重要なものとなっているのです。

星漿体との同化を阻む団体

天元様の同化は、日本国内にとって結界を維持するための最優先事項といえます。しかし、同化を阻む団体があり、その団体の力で「天内理子」は死亡してしまいました。

天元様の同化を阻む理由は、団体によって目的は違うようです。天元様の同化を阻む団体は、下記の2つになります。

  • 呪詛師集団「Q」
  • 宗教団体「盤星教」

まず呪詛師集団「Q」は、呪術界を転覆させる目的で天元様と星漿体の同化を阻んでいました。実際に登場した呪詛師集団「Q」の構成員は「コークン」と「バイエル」がいます。

どちらも優秀な構成員として扱われていましたが、当時最強の2人である「五条悟」と「夏油傑」に敗れました。それ以降、呪詛師集団「Q」の構成員の登場はありません。

宗教団体「盤星教」は、天元様を崇拝している宗教団体です。構成員は全て非呪術師で、奈良時代から続いている歴史が深い宗教団体といわれています。

そんな宗教団体「盤星教」が天元様と星漿体の同化を阻んでいる理由は、天元様を絶対的な存在と崇めているためです。星漿体と同化すれば、穢れで完璧な存在ではなくなると考えています。

天内理子を殺害した後、「盤星教」は解体しましたが、盤星教のトップ・園田が別団体を発足しています。別団体については、細かい説明は本編ではされていません。

別団体については呪詛師となった夏油傑が乗っ取り、園田は殺されました。

【ネタバレ】天元様は死亡したのか?

まだまだ謎が多い天元様ですが、原作23巻208話の戦いで偽夏油(羂索)と対面しました。その結果、死亡したようにも見えますが、どうなのでしょうか。

不死の術式があれば、ある程度の困難は避けられそうです。この項目では、天元様が死亡したのか下記の内容から考察していきます。

  • 脹相と九十九由基が羂索に敗れる
  • 天元が羂索の支配下に置かれる

脹相と九十九由基が羂索に敗れる

天元様は「脹相」「九十九由基」「乙骨」の3人のなかから、誰か護衛を頼まれて欲しいと依頼します。その結果、脹相と九十九由基の2人が天元様の護衛をしていました。

そして脹相と九十九由基の前に、偽夏油(羂索)が現れ、天元様を奪いに来た偽夏油(羂索)と、2人の戦闘が始まりました。しかし、偽夏油(羂索)は閉じない領域を駆使して、2人を圧倒し勝利しました。

圧倒的な力を前に、特級レベルの2人でも歯が立たず、絶望した読者も多かったでしょう。その際に、天元様の本体と偽夏油(羂索)は対面し、生死不明の状態で終わりました。結果だけを見ると、天元様は死亡したように見えます。

しかし、天元様は不死の術式を持っているので、寿命で死ぬことはありません。何らかの致命傷を受けていなければ、生きている可能性があります。死亡はしていませんが、呪霊に近い存在に進化した天元様は、夏油の術式「呪霊操術」によって取り込まれてしまいました。

天元が羂索の支配下に置かれる

天元様は星漿体と同化しておらず、単行本23巻時点では呪霊に近い存在となっています。夏油の術式「呪霊操術」によって取り込まれているので、悪用されるリスクはあるでしょう。

夏油の術式「呪霊操術」で術式が抽出されれば、天元様でも死亡する可能性はあります。

天元様を使って偽夏油(羂索)は非術師と同化させ、人間の新たな可能性を追求すると宣言しました。このまま天元様が偽夏油(羂索)の支配下にあれば、悪い方向に話が進むことは間違いないでしょう。

まとめ

呪術廻戦のなかでも特別な存在である「天元様」は、不死の術式を持っている呪術師です。不死の術式を持っていても、老化は止められないので「星漿体」との同化が求められます。

また、「六眼」と「星漿体」との関係についても因果で繋がっていると紹介しましたが、具体的な内容は説明されていません。今後明かされるのか、続報が楽しみです。

偽夏油(羂索)に取り込まれた天元様は、死滅回遊のルール変更で「宿儺」の手に渡りました。今後、どのように利用されるのか展開に期待しましょう。

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