釘崎野薔薇の死亡は確定?復活する可能性を最新話からネタバレ考察【呪術廻戦】

釘崎野薔薇の死亡は確定?復活する可能性の考察や最新話からも紹介【呪術廻戦】

人気作品「呪術廻戦」のヒロインである釘崎野薔薇は渋谷事変以降、姿を現していません。「もう死亡したのでは?」と疑問に感じている読者も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、釘崎野薔薇の死亡は確定なのかについて考察していきます。未だ生死不明の釘崎野薔薇が再登場するのかどうかの糸口を掴めるかもしれません。

目次

釘崎野薔薇とは?

釘崎野薔薇(くぎさきのばら)は東京都立呪術高等専門学校の1年生です。8月7日生まれの16歳で、田舎を嫌って東北から上京してきました。買い物が趣味で流行り物が好きという今どきの女子高生ですね。

男勝りな性格で気が強くサバサバしており、口調が悪くなることもあります。ですが、「自分が自分らしくいるためならば命を懸けられる」という信念を持っており、非常に芯の通った性格であるといえるでしょう。

扱う術式は、金づちで釘を飛ばして呪力を流し込んだり、藁人形に攻撃対象の一部を埋め込んで呪力を流した釘を打ち込んで戦う「芻霊呪法(すうれいじゅほう)」です。呪術系の家系で育ち、祖母から大体のノウハウを仕込まれました。

釘崎の「芻霊呪法」は攻撃対象に直接呪力をぶつける必要がないため、遠距離からの攻撃も可能です。「芻霊呪法」の遠距離攻撃と肉弾戦を交える戦闘スタイルですね。

釘崎野薔薇の死亡シーン

釘崎野薔薇が死亡したと思われるシーンは、読者の間でもかなり衝撃的だったのではないでしょうか。該当シーンを詳しく振り返ってみましょう。

真人との戦い

呪霊・呪詛師と呪術師たちが全面対決となった渋谷事変には、釘崎や虎杖悠仁たち1年生も参加することになります。

呪詛師と対峙して怪我を負った釘崎は離脱するように言われますが、「アイツらが戦っているのに1人だけ帰るなんてできない」と再び戦場に向かっていきます。単独行動する釘崎は、特級呪霊である真人(まひと)と対峙することになり、第122話から戦闘開始しました。

真人の術式

触れた相手の肉体や魂の形を変形して改造する「無為転変(むいてんぺん)」という術式を使います。事前に情報を聞いていた釘崎は、真人に触れられないように警戒しながら戦っていました。

ただ、釘崎が対峙していた真人は分身で、本体は虎杖と交戦していました。真人に技を打ち込んだ釘崎は、離れたところで自身の放った呪力を感じ、自分が対戦している真人は分身で術式が使えないと見抜きます。

釘崎の技の1つである「共鳴り」は本体への攻撃が可能なため、釘崎は「共鳴り」を繰り出して真人の本体へとダメージを与えていきます。真人の分身は釘崎を天敵と位置づけ、釘崎の元から逃げていくのでした。

左目が「無為転変」によって触れられる

釘崎が死亡したと思われる決定的なシーンが描かれたのは、第125話です。釘崎の元から逃げ出した分身の真人は虎杖と戦っている本体の元へ向かい、釘崎は「野放しにすると面倒事が増えそう」と分身を追いかけます。

逃げた先で真人の分身は本体と入れ替わったのですが、真人を追いかけていた釘崎からは死角となっていたため、釘崎は入れ替わりに気づけませんでした。

分身だと思い、真人の手に対する警戒を解いていた釘崎は、本体の手に触れられてしまいます。本体に顔の左側を触られた釘崎は、虎杖の目の前で顔面が破裂して左目が飛び出し、血だまりの中で倒れてしまいました。

釘崎と虎杖の間には信頼関係があり、孤独な戦いの中で釘崎の存在は虎杖にとって心の支えとなっていました。

そんな釘崎を目の前で失い、さらに釘崎以外にも虎杖が慕っていた1級呪術の七海建人も真人によって上半身を破裂されているため、虎杖の心中は計り知れませんよね。

無為転変とは

釘崎を死に追いやった「無為転変」は、真人の使用する術式です。魂に触れ形を自由自在に変化させる能力を持っています。この術式の恐ろしいところは、魂と共に対象の肉体の形まで変化させられてしまうところです。

魂に干渉する術式のため、肉体を守るように呪力を纏っても意味がありません。しかも、魂が変化して負傷しているため、通常の反転術式の運用では肉体に治癒が不可能です。無為転変で負傷した部位を治療するには、魂を知覚する力が必要になります。

そのため、防御手段はほぼなく、真人の触れられた時点で死が確定する恐ろしい術式です。真希や虎杖のように、魂を知覚できるものが対抗できる術式と考えていいでしょう。

復活しない?釘崎野薔薇の死亡は確定しているとされる理由

渋谷事変以降、釘崎野薔薇は生死不明とされています。ですが、読者の間では「釘崎の死亡は確定だろう」という予想がたてられています。

釘崎の死亡が確定とされる理由を見ていきましょう。

釘崎野薔薇が死亡したとされるのは何巻何話か

釘崎が真人によって殺害されたのは、15巻の125話です。渋谷事変の終盤に、真人の罠にハマって「無為転変」により顔の左側が吹き飛びます。その後、駆けつけた新田の術式により、顔が破壊された直後の状態で保存されました。

そして渋谷事変からしばらく経った、17巻144 話にて伏黒が虎杖から「釘崎はどうなった?」と問われます。その後の伏黒が見せた反応から、釘崎の死亡はほぼ確定的となりました。

伏黒恵の反応

多くの犠牲を出した渋谷事変が終わり、物語は呪術師同士が殺し合う「死滅回遊編」に進みました。虎杖悠仁と伏黒恵も参加することになり、合流した際に虎杖は「釘崎はどうなった?」と伏黒に確認します。

しかし、伏黒は神妙な面持ちで目を伏せるだけで、何も答えません。そんな伏黒の様子に「わかった」と虎杖は答え、拳を握りしめました。

釘崎が生きていれば「生きている」と伝えればいいところ、何も答えない伏黒の様子を見るとおそらく釘崎は死亡しているのではないでしょうか。

これから過酷な死滅回遊を迎える虎杖に対して釘崎の死亡を伝えるのを控えた伏黒の優しさか、伏黒自身も釘崎の死を認めたくなかったがための無言だったのかもしれませんね。

過去のフラッシュバック・走馬灯が紹介されている

釘崎が真人の本体に触られそうになった瞬間、釘崎の過去シーンが描かれます。田舎で育った釘崎は、閉鎖的でよそ者を排除したがる村人たちを「頭がおかしい」と心底嫌っていましたが、「ふみ」という心を許せる友人もいました。

そして、釘崎は以前から自分の人生には席があると話しており、そっと座っている「ふみ」や、無理矢理イスを持ってきて座るような虎杖たちなどが走馬灯のように流れ、自分にも大切な人たちがいたと振り返ります。

釘崎とふみの約束

釘崎は上京する際に、いつか会おうとふみと約束していました。しかし、自身の死を感じて会う約束を叶えられないことを悟った釘崎は、心の中でふみに「ごめんね」と謝ります。

死亡した七海健人も死亡する前に走馬灯のようなものが流れていたので、同じく走馬灯を見た釘崎も死亡した可能性が高いです。

さらに、アニメオリジナルの釘崎の回想シーンのラストでは、座っていたイスから釘崎が消えて、イスはそのまま倒れてしまいます。この美しくも悲しいシーンは釘崎の死を暗喩しているのではないでしょうか。

「悪くなかった」と最後の言葉を残している

釘崎は顔の左側が破裂する寸前、虎杖に「悪くなかった!」と晴れやかな顔で告げました。「呪術師に後悔のない死はない」とされていましたが、清々しさを感じさせるような釘崎らしい言葉です。

また、「皆に伝えて」と虎杖に伝えていることから、自分の死を受け入れた上で「虎杖は生きて、皆と合流しなよ」という意味を込めて託したのではないでしょうか。

呪いの王、宿儺の器であるがゆえに生きることを悩んでいた虎杖を知っていたからこそ、直接「生きろ」という重い言葉を言わなかったのは釘崎の優しさなのでしょう。

作者の発言

原作者の芥見下々先生は2019年のジャンプフェスティバルで、「メインキャラクター4人の内1人だけ死ぬか、1人以外全員死ぬ」と言及していました。

メインキャラクターとは虎杖・釘崎・伏黒・五条なのですが、このうち五条は宿儺との戦いで死亡しています。また、宿儺の器である虎杖は本来は秘匿死刑であったものの、宿儺の指を全て取り込んだ上で死刑にすることになり、執行猶予を与えられている状態でした。

そのため、主人公ですが最初から処刑を決められている虎杖が最終的に死亡する、という可能性も十分考えられます。

もちろんなるべく多く生き残ってほしいですが、「呪術廻戦」は登場人物が次々と死亡していく鬱展開が特徴の作品なので、「1人以外全員死ぬ」という方が濃厚となり、釘崎も死亡したということになりそうですよね。

新田新の発言

渋谷事変には釘崎たち東京校だけでなく京都校の生徒たちも参加しており、京都校の生徒である東堂葵(とうどうあおい)と新田新(にったあらた)が虎杖と釘崎の元へ駆けつけます。

その際に、釘崎の状態を確認した新田が「呼吸も脈も止まっていた」「多分死んでいる」と話しています。

新田の発言から、顔面が破裂した時点で釘崎は既に死亡しているということなのでしょう。

呪術廻戦のその他の死亡キャラは以下の記事でもネタバレ解説しています。

釘崎野薔薇が復活する可能性

死亡確定説が流れている釘崎野薔薇ですが、「死亡したけれど復活するのでは?」という説もささやかれています。

なぜ釘崎が復活する可能性があるのかを見ていきましょう。

脳や体が無事である

真人に触られて上半身が破裂した七海建人と違い、釘崎は顔の左側が破裂しているという状態でした。釘崎の左目が吹き飛んでいる描写はありますが、脳が飛び出ている様子はありません

実際に血だまりの中で釘崎が仰向けに倒れているシーンでは、釘崎の髪の毛が全体的に残っており、頭の原型は留めているように見えます。そのため、頭部まで損傷している可能性は低いのではないでしょうか。

左目は既に失ってしまったので義眼や眼帯をすることになるかもしれませんが、脳や体が無事であるならば、反転術式を受けて復活するという可能性も考えられますよね。

触れている時間が短い

渋谷事変の前までは、真人の術式である「無為転変」は触られたら死亡するというのが呪術師の中での共通認識でした。実際に、真人の手で触られた人たちは異形に改造されたり、体を破裂されて死亡しています。

しかし、渋谷事変で虎杖と共に真人と交戦していた京都校3年生の東堂葵は、真人に触られたにもかかわらず破裂や改造されるという事態にはなりませんでした。

東堂は真人の領域展開を受けた際に、自身の左手が指先から変形していくのを察知し、即座に左手を切り落とします。東堂の術式は手を叩いて発動させるのですが、片手を失ってしまったため、術式を1人では発動できません。

そこで東堂は自身の右手で真人の手のひらを叩き、術式を発動させたのです。

真人の領域展開では腕を切り落とさなければならなかったにもかかわらず、真人に一瞬触れた東堂の右手はやけどのような状態になっているだけでした。

このことから、真人の術式は触れた時間の長さで効果が変わると考えられます。釘崎も真人にビンタのような形で顔を触られていました。

真人が釘崎に触れた時間が短いことから、釘崎は治療を受けることで復活できる余地はあるのではないでしょうか。

新田新の術式

釘崎の状態を確認した京都校1年生の新田新は、自身の術式を釘崎に施します。新田の術式の名称は不明ですが、「今ある傷をこれ以上悪化させない、治っているわけではないが出血は止まり、痛みも和らぐ」という応急処置のようなものです。

釘崎の状態について新田は、「呼吸も脈も止まっていたが、時間はそんなに経っていない」「助かる可能性はゼロではない」と虎杖に話しています。新田は釘崎を連れて離脱するとのことだったので、おそらく家入硝子(いえいりしょうこ)の元へ向かったのでしょう。

芥見下々先生も2021年に「漫道コバヤシ」という番組のインタビューで、「釘崎は死にたてホヤホヤの状態、どうなるかお楽しみに」と釘崎復活をほのめかすような発言をしていました。釘崎の復活がないのであれば、「お楽しみに」という言い方はしなさそうですよね。

真人に触られた時間が短い上に、死後すぐの状態のまま家入の治療を受けられたのであれば、釘崎が復活できる可能性は十分ありそうです。

家入硝子の術式

家入硝子は東京校で医師をしており、自身もかつては東京校の生徒でした。家入が医師を務めているのは、「反転術式」を使える数少ない呪術師だからという理由です。

反転術式について

反転術式とは「負のエネルギー同士を掛け合わせて正のエネルギーにする方法」で、人体の治療が可能です。特級クラスの呪術師であれば反転術式を扱えるのですが、家入は特級でないにもかかわらず学生時代から高度な反転術式を扱っています。

また、反転術式は通常、自身の治癒に用いるものですが、家入は他人に対しても反転術式を使って治療できるため、家入の治療次第では釘崎の復活もありえそうですよね。

わざわざ新田が何のあてもなく死後すぐに保存したとは考えにくいため、家入と新田の術式が釘崎復活のカギとなっているのではないでしょうか。

伏黒恵の反応

第144話で虎杖から釘崎の状況を聞かれた伏黒は、何も答えず神妙な面持ちで目線を伏せました。伏黒の様子に「わかった」と虎杖が答えた後、脹相(ちょうそう)が話に割って入ったため、釘崎の話は終わってしまいます。

釘崎が死亡していたため何も答えられなかったのかもしれませんが、釘崎が複雑な状態であるため、説明しにくかったのではないでしょうか。もしくは脹相の乱入により、きちんと話せなかっただけなのかもしれません。

もしかしたら、釘崎はまだ家入から治療を受けている途中で予断を許さない状態か、意識が戻らず生死をさまよっているといった状態なのかもしれませんね。

いずれにしても伏黒が釘崎の死亡についてはっきり明言していないため、釘崎が復活する可能性はゼロではないでしょう。

虎杖がサプライズで生存を知らせている過去

虎杖は高専に入学して間もない頃、釘崎と伏黒の3人で向かった任務先で一度死亡しています。任務先で特級呪霊に遭遇した虎杖は、釘崎と伏黒を守るために宿儺と肉体の主導権を交代しました。

虎杖と代わった宿儺は特級呪霊を祓ったものの、虎杖の心臓を抜き取って虎杖の身体を人質にします。宿儺は心臓なしでも生きられますが、虎杖は宿儺と肉体の主導権を代わった瞬間に死亡してしまう事態になってしまったのです。

宿儺を祓うしかないと覚悟を決める伏黒ですが、虎杖は自らの命をかえりみずに宿儺と代わり、そのまま死亡しました。その後、宿儺の空間で虎杖は宿儺との間に契約を結び、心臓を治して生き返ることに成功しています。

しかし、虎杖は釘崎と伏黒には復活したことをすぐに知らせず、サプライズで現れました。虎杖が死亡したものだと思っていた釘崎は涙目で怒っていましたね。

そのため、もしかしたら伏黒と共にサプライズで登場するつもりなのではないでしょうか。虎杖の生存サプライズへの仕返しという目的かもしれませんね。

伏黒が無言だったのも、復活したことをばれないように釘崎に頼まれていたからなのかもしれません。「やられたらやり返す」という理由は釘崎らしいので、サプライズで登場する可能性はありそうです。

伏黒恵の術式

新田に術式を施されて「死にたてホヤホヤ」の状態だった釘崎ですが、家入の反転術式でも回復は難しかったのかもしれません。そのため、釘崎は伏黒の術式によって復活する可能性も考えられます。

伏黒の術式

伏黒が扱うのは「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」で、影を媒介にして十種の式神を操る術式です。最初に「玉犬(ぎょくけん)」という二匹の犬の式神が与えられ、「調伏の儀」で式神を調伏していく形ですね。

式神の中で「八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎ いかいしんしょう まこら)」という、歴代十種影法術師の誰も調伏できなかった最強の式神がいます。この式神を「調伏の儀」で呼び出す際、伏黒は「布瑠部由良由良(ふるべゆらゆら)」と唱えています。

伏黒の式神には神宝の紋様をモチーフにしたようなマークがそれぞれ刻まれていることから、「十種影法術」は日本神話の「十種神宝(とくさのかんだから)」を元にしているのではないでしょうか。

神話の中では「十種神宝」をそろえて「布瑠の言」を唱えることで死者の蘇生ができるとされているため、伏黒が十種の式神を全て調伏した際には、死者を蘇生できるという可能性も考えられます。

また、「十種神宝」の中には死者の蘇生に関わるものもあるので、式神と「十種神宝」がリンクしているのであれば、十種の式神のうちのいずれかが死者の蘇生において重要な役割があるのでしょう。

もし伏黒の術式で死者の組成が可能ならば、宿儺が伏黒を特別視しているのは、自身の完全復活に必要な術者だからと考えると合点がいきますね。伏黒は十種の式神を調伏して、釘崎を復活させようと考えているのかもしれません。

釘崎の眼帯姿はファンアートによるもの

現在ネット上には、眼帯をつけた釘崎のイラストが多く見受けられます。ただし、その全てが読者によって描かれたファンアートです。釘崎に復活してほしいと願う、熱烈なファンが手がけたのでしょう。

他にも、リーク画像のように描かれた嘘ネタバレの中に、眼帯をつけた釘崎が登場することもあります。しかし、2024年4月現在になっても、未だ釘崎は本編に再登場していません。そして釘崎が退場した渋谷事変から3年の月日が過ぎました。

話数にして、実に120話近くが経過しています。『呪術廻戦』は釘崎が再登場しないまま、宿儺との最終決戦に突入しました。ここまで音沙汰がないまま最終決戦に突入した状況で、釘崎が再登場する余地はあるのでしょうか?

反転術式はどの程度の傷まで治療できるのか

家入硝子や特級クラスの呪術師が扱える反転術式とは、負のエネルギー同士を掛け合わせて正のエネルギーにすることで肉体を再生する術式を指します。

反転術式について初めて言及されたのは第9話でしたが、反転術式の治せる範囲が明確に描かれたのは最強と呼ばれる五条悟の高専時代が描かれた「壊玉編」です。

高専時代の五条は伏黒恵の父親である伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)との戦いの中で、首を切り裂かれ、頭部を貫かれた五条は死んでもおかしくない状況まで追い込まれます。しかし、死の淵で反転術式を会得した五条は、致命傷だったにもかかわらず完全復活しました。

復活して再び甚爾の前に現れた五条は、「敗因は俺の首を切り落とさなかったこと、呪具で頭をささなかったこと」と話しています。

このことから、致命傷を負ったとしても頭と体がつながったままで、脳へ与えられたダメージに呪力が込められていない場合は復活が可能だと考えられます。

釘崎と虎杖が「10~15分で死に至る」という毒を浴びた際にも家入の治療を受けたと思われ、その後は回復しているため、治療だけでなく解毒も可能なのでしょう。

また、宿儺が扱う反転術式では、虎杖が失った心臓や腕をゼロから再生していました。さらに渋谷事変で仮死状態だった伏黒を治療して回復させているため、失った体の一部の再生や仮死状態からの回復も反転術式の治療範囲ということになりますよね。

ただし、第179話で「反転術式使いでも、ない腕を生やすなんて芸当はそうはできない」と言及されています。つまり、反転術式をどの範囲まで治療できるかどうかは、術者の力量によるものということなのでしょう。

呪術廻戦の最新話で釘崎野薔薇は復活している?

第257話時点では釘崎野薔薇は復活していません。また、死滅回遊編の序盤で虎杖悠仁が伏黒恵に釘崎の状況を確認して以降、釘崎については言及もされていないため釘崎の状況は分からないままです。

作中では宿儺との最終決戦に突入しています。既に五条、日車、鹿紫雲など名だたる面々が命を落としました。乙骨も重傷を負い、高専への撤退を余儀なくされる絶望的な状況です。

そんな中で、とうとう虎杖が覚醒を遂げています。当たり前かのように黒閃を連発し、御厨子や赤血操術など、術式も複数使用可能となりました。これほどハイレベルな戦いに、渋谷事変以来登場していない釘崎では、介入する余地がないように感じます。

まとめ

今回は釘崎野薔薇の死亡は確定なのかについて考察しました。釘崎は渋谷事変の時点では、死亡した直後に保存されているという状況なため、生存説と復活説のどちらも考えられます。

ただ、脳や体が無事で新田と家入の術式を受けていることや、反転術式で致命傷から復活した例もあるので、釘崎が復活して再登場する可能性は十分ありそうです。

戦況が激化していく「呪術廻戦」ですが、釘崎が虎杖や伏黒と合流して元気な姿を見せてくれる日は来るのでしょうか。釘崎が復活するのかどうか、今後の展開から目が離せませんね。

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